決算ノート
3981東証スタンダードプラットフォームセグメント(コミック配信サービス「まんが王国」など)、コンテンツセグメント(ぶんか社グループのデジタル・紙出版)

2026年12月期 第1四半期 決算サマリー

サマリー

コミック配信サービス「まんが王国」を運営するビーグリー(連結)の2026年12月期第1四半期(2026年1〜3月)は、まんが王国のアクティブユーザー減少と出版事業の減収で、売上高が前年同期比9.1%減の37億67百万円となった。広告宣伝費の削減でプラットフォームセグメントは大幅増益となったが、コンテンツセグメントの原価増で、営業利益は同19.2%減の1億84百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同66.9%減の30百万円。通期予想は据え置いた。

売上高

3,767百万円

△9.1%

調整後EBITDA

425百万円

△9.3%

営業利益

184百万円

△19.2%

経常利益

171百万円

△19.3%

親会社株主に帰属する四半期純利益

30百万円

△66.9%

自己資本比率

53.1%

前期末48.6%

ハイライト

  • 売上高は3,767百万円(前年同期比△9.1%)、調整後EBITDAは425百万円(△9.3%)、営業利益は184百万円(△19.2%)、経常利益は171百万円(△19.3%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は30百万円(△66.9%)
  • プラットフォームセグメントは、「まんが王国」でロイヤルカスタマーの育成や販促を続け、オリジナル作品の外販も好調だったが、前期から続くアクティブユーザーの減少を補えず、まんが王国の売上高は8.9%減。広告宣伝費を中心に営業費用を大幅に減らし、セグメント売上高2,510百万円(△5.6%)、営業利益151百万円(+2,111.8%)
  • 新規ユーザーの獲得に向けてショート動画を使ったSNSマーケティングを始め、「Hulu」の電子コミック配信サービスでも新規ユーザー獲得の施策を本格化した
  • コンテンツセグメントは、デジタル出版で新刊ヒットの効果が限られて売上高が14.9%減、紙出版は配本部数の管理で17.5%減。原稿料などの原価も増え、セグメント売上高1,304百万円(△15.5%)、営業利益33百万円(△85.1%)。ぶんか社の作品2本が1〜3月にテレビドラマ化された
  • 財政状態は、総資産14,776百万円(前期末比△1,780百万円)、純資産7,862百万円、自己資本比率53.1%(前期末48.6%)。短期借入金を500百万円、長期借入金を255百万円減らし、現金及び預金は1,177百万円減った
  • 通期予想は変更なし。売上高17,091百万円(+2.2%)、営業利益1,491百万円(+9.0%)、純利益721百万円(+5.5%)。第1四半期の進捗率は売上高22.0%、営業利益12.4%(当社試算)。配当は期末45円(前期42円)の予想

財政状態

総資産

14,776百万円

純資産

7,862百万円

自己資本比率

53.1%

借入金(短期・長期)

3,030百万円

次期業績予想

決算期売上高調整後EBITDA営業利益親会社株主に帰属する当期純利益
2026年12月期 通期予想(変更なし)17,091百万円(進捗22.0%)+2.2%2,441百万円+4.1%1,491百万円(進捗12.4%)+9.0%721百万円+5.5%

注目ポイント

主力のまんが王国はアクティブユーザーの減少が続き、売上が1割近く減った。広告費を絞って配信事業の利益は大きく改善したが、出版事業で新刊のヒットが乏しく原稿料などの原価も増え、全体では減収減益となった。

電子コミック市場は伸びが鈍り、競争も激しくなっている。会社はショート動画を使ったSNSでの集客やHuluとの連携で新規ユーザーの獲得を図るが、広告費を抑えながらユーザー数を回復させるのは簡単ではない。

通期では営業利益の9%増を見込むが、第1四半期の進捗は1割強にとどまる(当社試算)。ドラマ化など出版作品のヒットが配信の売上につながるかと、ユーザー数の減少に歯止めがかかるかが焦点になる。

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出典:株式会社ビーグリー「2026年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)/同 補足資料」(2026年5月15日開示)

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