4052東証グロース画像認識ソフトウェア開発(車載カメラ・ドライブレコーダー向けADAS/DMS、図面解析AI「Drawing-AI」、AI-OCR)
2026年6月期 第2四半期(中間期) 決算サマリー
サマリー
車載カメラ向け画像認識ソフトを手がけるフィーチャ(連結)の2026年6月期中間期(2025年7〜12月)は、大手自動車メーカーとの共同開発案件が中断したことで受託開発収入が半減し、売上高は前年同期比16.9%減の2億5百万円となった。ライセンス収入は新車の量産好調で63.4%増えたが補えず、営業損失は25百万円(前年同期は7百万円の損失)に拡大した。通期予想(売上高5億40百万円、営業利益17百万円)は据え置いたが、売上高の進捗率は38.0%にとどまる。
売上高
205百万円
△16.9%営業利益赤字
△25百万円
前年同期△7百万円経常利益赤字
△27百万円
前年同期△7百万円親会社株主に帰属する中間純利益赤字
△27百万円
前年同期△8百万円ライセンス収入
125百万円
+63.4%受託開発収入
80百万円
△52.9%ハイライト
- 売上高は205百万円(前年同期比△16.9%)。大手自動車メーカーとの共同開発案件が顧客都合で中断し、受託開発収入が80百万円(△52.9%)に減った。当社製品を搭載した新車の量産が好調で、ライセンス収入は125百万円(+63.4%)に増えた
- 売上原価の減少で売上総利益は153百万円(前年同期154百万円)とほぼ横ばい。販管費が178百万円(前年同期161百万円)に増え、営業損失は25百万円(前年同期は7百万円の損失)。北京子会社の清算損3百万円を営業外費用に計上し、親会社株主に帰属する中間純損失は27百万円
- 決算説明資料によると、第2四半期(10〜12月)単独では売上高109百万円のうちライセンス収入が75百万円を占め、粗利率84.8%、営業利益4百万円と黒字だった。当社ライセンス製品の累計量産台数は339万台(2025年12月末)
- 会社は、第3四半期以降に大手自動車部品メーカー(Tier1)との共同開発で追加プロジェクトの受注拡大を予定しているとしている。DX-AI Solutionsでは大手住宅設備メーカーの建築図面解析、大手自動車部品メーカーの電気回路図の自動検図、大手教育関連会社の手書き答案採点などを受注した
- 研究開発拠点を本社に集約するため、2025年10月に中国の北京子会社(北京飞澈科技有限公司)の解散を決議し、清算手続きを進めている
- 財政状態は、総資産692百万円(前期末比△27百万円)、純資産662百万円、自己資本比率95.7%。営業CFは69百万円の支出で、現金及び現金同等物は526百万円(前期末594百万円)
- 通期予想は2025年8月公表から変更なし。売上高540百万円(+8.7%)、営業利益17百万円、純利益14百万円。中間期の進捗率は売上高38.0%、受託開発収入20.3%、ライセンス収入86.1%。予想達成には下期に売上高335百万円(上期の約1.6倍)、営業利益42百万円が必要な計算(当社試算)
財政状態
総資産
692百万円
純資産
662百万円
自己資本比率
95.7%
現金及び現金同等物
526百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年6月期 通期予想(変更なし) | 540百万円(進捗38.0%)+8.7% | 17百万円 | 17百万円 | 14百万円 |
注目ポイント
減収と赤字拡大の主因は、大手自動車メーカーとの共同開発案件の中断だ。会社は再開に向けた協議を続けていたが、顧客の都合で一時中断となり、受託開発収入が半分以下に減った。売上規模が2億円台の同社にとって、1件の大型案件の動向が業績を大きく左右する構造が表れた。
一方で明るい材料もある。これまでの受託開発で量産に至った車載ソフトのライセンス収入が63%増え、第2四半期単独では営業黒字に戻った。受託開発からライセンス収入へ移る事業モデルが形になりつつある。
通期予想は据え置いたが、達成には下期に上期の約1.6倍の売上が必要になる(当社試算)。会社が見込むTier1との追加プロジェクトの受注がどこまで積み上がるかが、予想達成の鍵になる。