4170東証グロースプロフェッショナルセグメント(DXコンサルティング、クリエイティブ制作、BPO、SES)、クラウドセグメント(生成AIを使ったA/Bテスト・パーソナライズなどのUX改善クラウド)
黒字転換
2025年12月期 通期 決算サマリー
サマリー
企業のウェブサイトなどの顧客体験改善を支援するKaizen Platform(連結)の2025年12月期(2025年1〜12月)は、大手顧客への注力で取引アカウント数が減り、売上高が前期比3.7%減の43億54百万円となった。一方、生成AIを活用したクラウドサービスの伸びで、営業利益は29百万円(前期は28百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益は29百万円(前期は1億71百万円の損失)と黒字に転じた。2026年12月期は売上高46億円(+5.6%)、営業利益40百万円を見込む。
売上高
4,354百万円
△3.7%営業利益
29百万円
前期△28百万円経常利益
38百万円
+499.5%親会社株主に帰属する当期純利益
29百万円
前期△171百万円クラウドセグメント売上高
446百万円
+33.2%自己資本比率
69.9%
前期末66.9%ハイライト
- 売上高は4,354百万円(前期比△3.7%)、営業利益は29百万円(前期は28百万円の損失)、経常利益は38百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は29百万円(前期は171百万円の損失)
- プロフェッショナルセグメント(コンサルティング、クリエイティブ制作、BPO、SES)は、クロスセルによる顧客単価の向上は進んだが、大手顧客への注力で取引アカウント数が減り、売上高3,908百万円(△6.7%)、セグメント損失91百万円(前期は0百万円の利益)
- クラウドセグメントは、顧客単価と取引アカウント数がともに増え、売上高446百万円(+33.2%)、セグメント利益120百万円(前期は28百万円の損失)。2025年6月に生成AIを使ったエージェント型ソリューション「Kaizen Conversion Agent」「Kaizen Personalize Agent」の提供を始めた
- 米国子会社の一部事業の移管を含む海外事業の再編を行い、2025年9月にはグループ会社ハイウェルの商号を「Kaizen Tech Agent」に変更した
- 財政状態は、総資産4,269百万円、純資産2,983百万円、自己資本比率69.9%。営業CFは287百万円の収入、現金及び現金同等物は1,989百万円
- 2026年12月期の予想は売上高4,600百万円(+5.6%)、営業利益40百万円(+37.0%)、純利益20百万円(△32.9%)。生成AI活用のコンサルティングを担う新会社を設立し、成果報酬型プランの拡大を図る。配当は無配の予想
- 2月13日に、2025年12月期第2・第3四半期の決算説明資料に記載した国内事業の取引アカウント数とARPU(顧客単価)を訂正した。第2四半期のARPUの伸びは19%増から7%増に、第3四半期は25%増から6%増に下方訂正された
財政状態
総資産
4,269百万円
純資産
2,983百万円
自己資本比率
69.9%
現金及び現金同等物
1,989百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年12月期 通期予想 | 4,600百万円+5.6% | 40百万円+37.0% | 40百万円+3.5% | 20百万円△32.9% |
注目ポイント
売上は減ったが、損益は黒字に転じた。人手をかけるプロフェッショナルサービスが大手顧客に絞り込んだことで縮小した一方、生成AIを組み込んだクラウドサービスが3割以上伸び、利益の柱になった。
ただし、黒字の幅は営業利益29百万円とわずかだ。売上の9割を占めるプロフェッショナルセグメントは赤字で、クラウドの利益がそれを補っている構図になっている。説明資料では、クロスセルによる顧客単価の伸びを大きく訂正しており、成長の実態は当初の説明より控えめだったことになる。
2026年12月期は増収で営業利益の小幅な増加を見込む。生成AIのコンサルティング会社を新設し、クラウドとの組み合わせで顧客を深掘りする戦略が、プロフェッショナル事業の赤字解消につながるかが焦点になる。