7447東証プライム医療用白衣・患者ウェア・手術ウェアなどメディカルウェアの製造・販売
2026年8月期 決算サマリー顔マークの見方
サマリー
医療用白衣大手のナガイレーベンの2026年8月期は、主力のコア市場が第4四半期に大きく回復し、売上高が前期比1.3%増の172億円、営業利益が1.2%増の36億円とわずかに増収増益となった。価格改定や生産の海外シフトで売上総利益率は40.0%(+0.5ポイント)に改善した。配当は前期の記念配当がなくなり年70円(前期100円)。2027年8月期は売上高1.7%増、営業利益0.7%減を見込む。
売上高
17,205百万円
+1.3%営業利益
3,625百万円
+1.2%経常利益
3,835百万円
+3.5%親会社株主に帰属する当期純利益
2,650百万円
+3.0%売上総利益率
40.0%
+0.5pt自己資本比率
92.6%
前期末92.5%ハイライト
- 売上高は17,205百万円(前期比+1.3%)、営業利益は3,625百万円(+1.2%)、経常利益は3,835百万円(+3.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,650百万円(+3.0%)。営業利益率は21.1%
- コア市場は+3.7%。医療・介護施設の厳しい経営環境で更新案件の進みは遅れたが、報酬改定後の第4四半期にミッフィーの新商品群が更新需要を促し、第4四半期は+17.5%と大きく回復した
- 周辺市場では、患者ウェアが前期の大型案件の反動と補充需要の買い控えで△11.8%。手術ウェアは+7.3%
- 海外市場は台湾での期ずれ案件の納入と、新設したソウル支店の売上で+16.9%
- 原材料費や人件費、円安による輸入コストの上昇に対し、価格改定と生産の海外シフトで売上総利益率は40.0%(+0.5pt)に改善した。販管費は賃上げなどで+4.3%
- 配当は年70円(前期は記念配当40円を含め年100円)、配当性向79.4%。2027年8月期も年70円の予想(予想配当性向77.4%)
- 2027年8月期は売上高17,500百万円(+1.7%)、営業利益3,602百万円(△0.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,660百万円(+0.4%)の予想
- 総資産は42,192百万円、純資産は39,056百万円、自己資本比率は92.6%。営業キャッシュ・フローは3,528百万円の収入
財政状態
総資産
42,192百万円
純資産
39,056百万円
自己資本比率
92.6%
現金及び現金同等物
4,899百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年8月期 通期予想 | 17,500百万円+1.7% | 3,602百万円△0.7% | 3,893百万円+1.5% | 2,660百万円+0.4% |
注目ポイント
病院や介護施設の経営が厳しく、白衣の更新が先送りされる時期が続いたが、報酬改定のあった第4四半期に更新需要が戻り、通期ではわずかに増収増益を確保した。キャラクター入りの新商品も更新を後押しした。
コスト面では、原材料や人件費の上昇を値上げと海外生産の拡大で吸収し、利益率をむしろ高めた。営業利益率21%という高い収益性を保っている。
配当は前期の記念配当がなくなって見かけ上は減るが、普通配当は増えている。今期は横ばい圏の業績を見込んでおり、医療・介護施設の更新需要がどこまで戻るかが焦点になる。