8769東証ウェルビーイング関連サービス(メンタルヘルスケア・健康経営支援、休業者支援、団体保険の代理店、少額短期保険)
2026年3月期 第3四半期 決算サマリー
サマリー
ストレスチェックなど企業の健康経営を支援するアドバンテッジリスクマネジメント(連結)の2026年3月期第3四半期累計(2025年4〜12月)は、前期に子会社化したMediplatとフィッツプラスの業績寄与と既存事業の成長で、売上高が前年同期比21.9%増の72億23百万円となった。システム投資や新規事業への先行投資で経費が増え、営業利益は同3.4%増の6億31百万円にとどまった。前年同期の減損損失がなくなり、親会社株主に帰属する四半期純利益は同2.3倍の4億32百万円。通期予想(営業利益11億40百万円)は据え置いたが、営業利益の進捗は55.4%で、第4四半期に約5億円が必要な計算。
売上高
7,223百万円
+21.9%営業利益
631百万円
+3.4%経常利益
634百万円
+3.2%親会社株主に帰属する四半期純利益
432百万円
+129.2%売上総利益率
65.7%
前年同期68.9%(当社試算)自己資本比率
47.8%
前期末44.8%ハイライト
- 売上高は7,223百万円(前年同期比+21.9%)、売上総利益率は65.7%(前年同期68.9%、当社試算)、営業利益は631百万円(+3.4%)、経常利益は634百万円(+3.2%)。前年同期に計上した減損損失234百万円がなくなり、親会社株主に帰属する四半期純利益は432百万円(+129.2%)、1株当たり27.56円
- 会社は、前期に子会社化したMediplatとフィッツプラスの業績寄与と既存事業の堅調な成長で増収となり、システム投資や新規事業への先行投資で経費は増えたが、業務効率化による固定費の抑制もあって増益になったとしている
- メンタリティマネジメント事業は売上高5,594百万円(+23.0%)、セグメント利益838百万円(+12.5%)。健康経営領域が大幅増収となった一方、メンタルヘルスケア領域では「アドバンテッジEAP」のタフネスへの統合や一部大口顧客の訪問カウンセリング縮小、採用適性検査の前期の駆け込み需要の反動など一時的な減収要因があった
- 就業障がい者支援事業は、LTD(団体長期障害所得補償保険)領域の手数料増加と休業者管理クラウド「ADVANTAGE HARMONY」の2桁成長で売上高1,276百万円(+9.4%)、セグメント利益285百万円(+7.6%)。2025年11月にリワークセンターを開所した
- リスクファイナンシング事業は売上高203百万円(△1.8%)、セグメント利益117百万円(△17.6%)。当期に健康年齢少額短期保険を子会社化して新設した少額短期保険事業は売上高148百万円、セグメント損失19百万円
- 財政状態は、総資産8,621百万円(前期末比△103百万円)、純資産4,168百万円、自己資本比率47.8%(前期末44.8%)。子会社株式の取得でのれんが増え、長期借入金は返済で減った
- 通期予想(修正なし)は売上高9,925百万円(前期比+16.0%)、営業利益1,140百万円(+11.5%)、経常利益1,140百万円(+11.3%)、純利益780百万円(+4.8%)。第3四半期までの進捗は売上高72.8%、営業利益55.4%、純利益55.4%で、予想達成には第4四半期に約509百万円の営業利益が必要な計算(当社試算)
- 配当は期末17円(前期16円)を予想
財政状態
総資産
8,621百万円
純資産
4,168百万円
自己資本比率
47.8%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年3月期 通期予想(修正なし) | 9,925百万円(進捗72.8%)+16.0% | 1,140百万円(進捗55.4%)+11.5% | 1,140百万円(進捗55.6%)+11.3% | 780百万円(進捗55.4%)+4.8% |
注目ポイント
ストレスチェックや産業医サービスなど、企業の従業員の心身の健康づくりを支援する同社は、第3四半期までの売上高が2割以上伸びた。前期に買収した健康経営関連の2社が加わり、既存事業も伸びた。
一方、システムや新規事業への先行投資がかさみ、営業利益の伸びは3%台にとどまった。純利益が2倍を超えたのは、前年に計上した減損損失がなくなったためだ。
通期予想は据え置かれたが、営業利益は第4四半期だけで5億円強を稼ぐ必要がある計算だ(当社試算)。年度末に向けて売上が伸びやすい事業特性があるかどうかも含め、通期の着地が注目される。