決算ノート
8769東証ウェルビーイング関連サービス(メンタルヘルスケア・健康経営支援、職域保険・両立支援、少額短期保険)

2027年3月期 第1四半期 決算サマリー

サマリー

ストレスチェックなど企業の健康経営を支援するアドバンテッジリスクマネジメント(連結)の2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)は、産業医・保健師サービスや職域保険・両立支援の伸び、前期に子会社化した少額短期保険会社の寄与で、売上高が前年同期比6.0%増の23億72百万円となった。賃上げに伴う人件費やマーケティング費用、一時的費用が増え、営業利益は同37.8%減の90百万円。投資有価証券売却益64百万円で、親会社株主に帰属する四半期純利益は同29.1%増の1億25百万円。通期予想(営業利益12億40百万円)は据え置き、営業利益の進捗は7.3%。

売上高

2,372百万円

+6.0%

営業利益

90百万円

△37.8%

経常利益

105百万円

△30.8%

親会社株主に帰属する四半期純利益

125百万円

+29.1%

売上総利益率

68.1%

前年同期66.6%(当社試算)

自己資本比率

46.9%

前期末50.4%

ハイライト

  • 売上高は2,372百万円(前年同期比+6.0%)、売上総利益率は68.1%(前年同期66.6%、当社試算)。販管費が1,526百万円(前年同期1,346百万円)に増え、営業利益は90百万円(△37.8%)、経常利益は105百万円(△30.8%)。投資有価証券売却益64百万円を計上し、親会社株主に帰属する四半期純利益は125百万円(+29.1%)、1株当たり8.00円
  • 会社は、ソフトウェア償却費は減ったが、賃上げに伴う人件費、マーケティング費用、期中の一時的費用などで経費が増え、営業減益になったとしている
  • 当期からセグメントを3区分に変更した。メンタリティ・ヘルスケアマネジメント事業は、産業医・保健師サービスが伸びた一方「アドバンテッジ タフネス」のストック収益が減り、売上高1,738百万円(+0.9%)、セグメント利益172百万円(△9.2%)
  • 職域保険・両立支援事業(旧・就業障がい者支援事業とリスクファイナンシング事業を統合)は、GLTDの既存契約の拡大と「ADVANTAGE HARMONY」のストック収益の積み上げで売上高569百万円(+10.4%)、セグメント利益168百万円(+4.6%)。少額短期保険事業は売上高64百万円、セグメント損失4百万円
  • 財政状態は、総資産8,983百万円(前期末比+403百万円)、純資産4,268百万円、自己資本比率46.9%(前期末50.4%)
  • 通期予想(修正なし)は売上高10,700百万円(前期比+7.8%)、営業利益1,240百万円(+24.3%)、経常利益1,240百万円(+23.5%)、純利益844百万円(+22.9%)。第1四半期の進捗は売上高22.2%、営業利益7.3%、純利益14.8%(当社試算)
  • 配当は期末19円(前期17円)を予想

財政状態

総資産

8,983百万円

純資産

4,268百万円

自己資本比率

46.9%

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2027年3月期 通期予想(修正なし)10,700百万円(進捗22.2%)+7.8%1,240百万円(進捗7.3%)+24.3%1,240百万円(進捗8.5%)+23.5%844百万円(進捗14.8%)+22.9%

注目ポイント

企業の従業員の健康づくりを支援する同社は、4〜6月期の営業利益が4割近く減った。産業医サービスや休業者支援のクラウドは伸びたが、主力のストレスチェック関連のストック収益が減り、人件費やマーケティング費用も増えた。最終利益は保有株の売却益で増益を確保した。

通期では営業利益を2割以上伸ばす計画を据え置いたが、第1四半期の進捗は1割に届かない(当社試算)。前期も第3四半期で据え置いた予想を下回って着地した経緯がある。

会社はソフトウェアの償却負担が減るとしており、下期に向けて費用の伸びを抑えながら、ストレスチェックの義務化拡大という追い風をどこまで取り込めるかが焦点となる。

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出典:株式会社アドバンテッジリスクマネジメント「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年8月14日開示)

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