決算ノート
9265東証スタンダード医療機器販売(九州中心)、医療機器製造・販売

2027年5月期 第1四半期 決算サマリー顔マークの見方

サマリー

九州を地盤とする医療機器商社、ヤマシタヘルスケアホールディングスの2027年5月期第1四半期(2026年6〜8月)は、検査・手術件数の増加で消耗品の需要は伸びたものの、病院の設備投資が減って売上高が前年同期比0.2%減の150億円となった。人件費の増加も重なり、営業損益は1億31百万円の損失(前年同期は36百万円の利益)に転落した。通期予想(営業利益8億33百万円)と年65円の配当予想は据え置いた。

売上高

15,045百万円

△0.2%

営業利益赤字

△131百万円

前年同期36百万円

経常利益赤字

△106百万円

前年同期67百万円

親会社株主に帰属する四半期純利益赤字

△101百万円

前年同期△2百万円

自己資本比率

35.6%

前期末34.6%

ハイライト

  • 売上高は15,045百万円(前年同期比△0.2%)、営業損益は131百万円の損失(前年同期は36百万円の利益)、経常損益は106百万円の損失、親会社株主に帰属する四半期純損益は101百万円の損失
  • 医療機関は人件費や光熱費、医療材料費の上昇で収益改善が進まず、設備投資や材料調達に慎重な姿勢が続いている
  • 医療機器販売業は売上高15,068百万円(△0.1%)、セグメント利益212百万円(△40.5%)
  • 分野別では、一般消耗品が6,815百万円(+4.9%)、低侵襲治療が3,540百万円(+1.9%)と伸びた一方、MRIやCTなどの一般機器は1,250百万円(△21.2%)、情報・サービスは279百万円(△21.4%)と減った
  • 売上総利益の減少に加え、人件費などの販売費及び一般管理費が増えた。中核子会社の山下医科器械では、自動倉庫や搬送ロボットを導入した物流体制づくりを進めている
  • 通期予想は据え置き。売上高69,794百万円(前期比+8.8%)、営業利益833百万円(+13.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益553百万円(△14.6%)
  • 配当は期末65円の予想(前期は年107円)
  • 総資産は25,397百万円、純資産は9,034百万円、自己資本比率は35.6%

財政状態

総資産

25,397百万円

純資産

9,034百万円

自己資本比率

35.6%

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2027年5月期 通期予想(据え置き)69,794百万円+8.8%833百万円+13.1%855百万円△2.4%553百万円△14.6%

注目ポイント

病院の経営環境が厳しく、MRIやCTなどの高額な機器の購入が控えられた。手術や検査に使う消耗品は伸びたものの、機器の落ち込みを補えず、人件費の増加もあって第1四半期は営業赤字になった。

会社は通期で1割超の営業増益を見込み、予想を据え置いた。第1四半期が赤字だったため、残りの期間で利益を大きく積み上げる必要がある。

病院の設備投資が戻るかどうかが鍵で、物流の自動化による効率化の効果がいつ表れるかも注目点になる。配当は前期から大きく減る予想だ。

出典:ヤマシタヘルスケアホールディングス株式会社「2027年5月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年9月30日)」(2026年9月30日開示)

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