決算ノート
9872東証スタンダード住宅資材の販売・施工(住宅設備機器、建材、環境配慮型商品など)

2026年11月期 第3四半期 決算サマリー顔マークの見方

サマリー

大阪の住宅資材商社、北恵の2026年11月期第3四半期累計(2025年11月21日〜2026年8月20日)は、持家や戸建分譲住宅の着工が前年を上回りつつあるなかで、売上高が前年同期比0.4%増の443億円、営業利益が8.9%増の5億44百万円となった。太陽光発電システムや蓄電池などの環境配慮型商品の拡販や、工事を含む販売に力を入れた。中東情勢による一部資材の供給の不安定さは最小限にとどめたとしている。通期予想と年28円の配当予想は据え置いた。

売上高

44,311百万円

+0.4%

営業利益

544百万円

+8.9%

経常利益

670百万円

+3.1%

四半期純利益

412百万円

+4.2%

自己資本比率

53.9%

前期末50.5%

ハイライト

  • 売上高は44,311百万円(前年同期比+0.4%)、営業利益は544百万円(+8.9%)、経常利益は670百万円(+3.1%)、四半期純利益は412百万円(+4.2%)
  • 主な市場である持家・戸建分譲住宅の新設着工は、建築基準法改正前の駆け込みとその反動、建築確認の長期化で着工が減った前年同期を上回りつつある
  • 建築コストの上昇による住宅価格の高騰や、住宅ローン金利の上昇が住宅取得の意欲に与える影響を注視するとしている
  • 新築住宅市場で既存取引先との関係を強めるとともに、リフォーム・リノベーションや非住宅市場の開拓、施工付き販売の拡大に取り組んだ
  • 太陽光発電システムや蓄電池などの環境配慮型商品の拡販に注力した
  • 中東情勢を背景に一部建築資材の供給が不安定になり工期のずれが出たが、資材の確保に努め影響を最低限にとどめた
  • 通期予想は据え置き。売上高59,300百万円(前期比+0.5%)、営業利益720百万円(+0.9%)、当期純利益560百万円(+1.6%)。配当は期末28円の予想
  • 総資産は26,397百万円、純資産は14,237百万円、自己資本比率は53.9%

財政状態

総資産

26,397百万円

純資産

14,237百万円

自己資本比率

53.9%

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益当期純利益
2026年11月期 通期予想(据え置き)59,300百万円+0.5%720百万円+0.9%910百万円+0.4%560百万円+1.6%

注目ポイント

住宅資材の商社として、新築住宅の着工の回復を追い風に、売上はほぼ横ばいながら利益を伸ばした。前年は法改正の影響で着工が落ち込んでいたため、その反動もある。

一方で、住宅価格の高騰や住宅ローン金利の上昇が、家を建てる人の意欲を冷やす懸念がある。同社は太陽光発電や蓄電池などの省エネ商品や、リフォーム向けの販売を広げて新築への依存を減らそうとしている。

通期予想は小幅な増収増益で、第3四半期までの営業利益は通期予想の76%(当社試算)と計画どおりだ。

出典:北恵株式会社「2026年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)(2026年10月2日)」(2026年10月2日開示)

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