1376東証スタンダード種苗、花き、農材(農薬等)、施設材(農業用資材)
2027年5月期 第1四半期 決算サマリー顔マークの見方
サマリー
種苗・農業資材のカネコ種苗の2027年5月期第1四半期(2026年6〜8月)は、中東情勢を受けて農業資材を確保する動きが強まり施設材事業が伸び、売上高が前年同期比1.0%増の156億円、営業利益が6.5%増の4億12百万円となった。投資有価証券売却益を計上し、親会社株主に帰属する四半期純利益は77.5%増の5億35百万円。通期予想(営業利益20億円、+14.3%)と年48円の配当予想は据え置いた。
売上高
15,695百万円
+1.0%営業利益
412百万円
+6.5%経常利益
493百万円
+12.1%親会社株主に帰属する四半期純利益
535百万円
+77.5%自己資本比率
53.8%
前期末49.4%ハイライト
- 売上高は15,695百万円(前年同期比+1.0%)、営業利益は412百万円(+6.5%)、経常利益は493百万円(+12.1%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は535百万円(+77.5%)
- 純利益の伸びが大きいのは、投資有価証券売却益を計上したため
- 施設材事業は、中東情勢の不透明感から農業資材を確保する動きが強まり、売上高3,615百万円(+12.4%)、セグメント利益108百万円(+113.1%)。価格転嫁も進んだ
- 種苗事業はネギ・キャベツ種子の輸出などが順調で、売上高2,355百万円(+2.4%)、セグメント利益271百万円(+4.5%)
- 農材事業は東日本の長雨で除草剤の散布機会が減り、前期の前倒し需要の反動もあって、売上高8,293百万円(△3.2%)、セグメント利益435百万円(△3.6%)
- 花き事業は売上高1,431百万円(△1.4%)、セグメント損失75百万円(前年同期は68百万円の損失)
- 通期予想は据え置き。売上高70,000百万円(前期比+3.3%)、営業利益2,000百万円(+14.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,650百万円(+24.5%)。配当は年48円(中間20円・期末28円)の予想
財政状態
総資産
50,586百万円
純資産
27,202百万円
自己資本比率
53.8%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年5月期 通期予想(据え置き) | 70,000百万円+3.3% | 2,000百万円+14.3% | 2,100百万円+13.7% | 1,650百万円+24.5% |
注目ポイント
中東情勢の先行きが見えないなか、農家がビニールなどの農業資材を早めに確保する動きが強まり、施設材事業の利益が2倍以上になった。一方、主力の農材事業は長雨で除草剤の需要が減り、減収減益だった。
純利益が8割近く増えたのは保有株式の売却益によるもので、本業の伸びは営業利益の6.5%増でみるのが妥当だ。
資材の前倒し購入は、後の時期の需要を先取りしている面もある。通期で14%の営業増益という計画に向けて、天候と資材需要の反動に注意が要る。