「中東情勢」の決算サマリー(8件)
株式会社荏原製作所
2026年12月期 第2四半期(中間期)
ポンプや半導体製造装置を手がける荏原製作所(連結、IFRS)の2026年12月期中間期(2026年1〜6月)は、AI向け需要で精密・電子の受注が89.3%増え、受注高が前年同期比41.0%増の6,362億円となった。売上収益は同9.4%増の4,907億円、営業利益は同1.2%増の506億円、親会社の所有者に帰属する中間利益は同7.1%増の335億円で、いずれも中間期として過去最高。エネルギーは中東情勢の影響などで赤字に転じた。通期の受注高予想を1兆700億円から1兆2,450億円に、売上収益予想を1兆200億円から1兆530億円に引き上げたが、営業利益予想は1,250億円に据え置いた。
三井化学株式会社
2027年3月期 第1四半期
三井化学(IFRS)の2027年3月期第1四半期(4〜6月)は、ナフサ価格の高騰に伴う一時的な在庫評価益や円安、前期の構造改善の効果で、コア営業利益が前年同期比88.4%増の501億円となった。売上収益は10.8%増の4,600億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は320億円(前年同期7億円)。中東情勢による減産などの影響は約50億円あった。未定だった中間期予想を公表し、コア営業利益760億円(+71.0%)を見込む。通期予想は据え置いた。
住友化学株式会社
2027年3月期 第1四半期
住友化学(IFRS)の2027年3月期第1四半期(4〜6月)は、石化事業で市況上昇に伴う在庫評価の差益や中東のラービグ社の交易条件改善が出たほか、農薬も堅調で、コア営業利益が前年同期比125.2%増の623億円となった。売上収益は9.9%増の5,782億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は407億円(前年同期は45億円の損失)と黒字に転じた。未公表だった中間期予想を公表し、通期予想は精査中で第2四半期に改めて説明するとした。
トヨタ自動車株式会社
2027年3月期 第1四半期
トヨタ自動車(IFRS)の2027年3月期第1四半期(4〜6月)は、円安やハイブリッド車の販売増があったものの、資材価格の上昇や中東情勢の影響で、営業利益が前年同期比8.8%減の1兆634億円となった。一方、営業外損益が9,003億円と大きく膨らみ、親会社の所有者に帰属する四半期利益は75.6%増の1兆4,770億円だった。為替前提の見直しなどで通期予想を上方修正し、営業利益を3兆円から3兆4,000億円とした。上限1兆円の自己株式取得枠と2億株の消却も決めた。
いすゞ自動車株式会社
2027年3月期 第1四半期
トラック大手のいすゞ自動車(IFRS)の2027年3月期第1四半期(4〜6月)は、売上収益が前年同期比6.8%増の8,325億円、営業利益が30.7%増の747億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が23.0%増の509億円と増収増益だった。一方、サプライヤーへの支払期日の短縮や、中東情勢による出荷の遅れで在庫が増え、営業キャッシュ・フローは453億円の支出となった。通期予想(営業利益2,600億円)と年94円の配当予想は据え置いた。
旭化成株式会社
2027年3月期 第1四半期
旭化成の2027年3月期第1四半期(4〜6月)は、医薬・クリティカルケア・エレクトロニクスの「重点成長」事業が伸びたうえ、中東情勢に伴う石化市況の上昇で化学事業に在庫の評価益が出て、売上高が前年同期比11.9%増の8,261億円、営業利益が51.5%増の813億円となった。前年同期にMMA事業などの撤退損失を計上した反動で、親会社株主に帰属する四半期純利益は172.7%増の537億円。中間期予想を修正し、営業利益1,450億円(+34.9%)を見込む。
三菱ケミカルグループ株式会社
2027年3月期 第1四半期
三菱ケミカルグループ(IFRS)の2027年3月期第1四半期(4〜6月)は、半導体関連製品の好調に加え、中東情勢を背景としたナフサ価格高騰による在庫評価益や一時的な需要増が出て、コア営業利益が前年同期比101.7%増の1,141億円と倍増した。売上収益は14.0%増の1兆42億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は194.0%増の577億円。中間期予想を上方修正し、コア営業利益を1,390億円から1,940億円に引き上げた。通期予想は据え置いた。
株式会社アイシン
2027年3月期 第1四半期
トヨタ系部品大手のアイシン(IFRS)の2027年3月期第1四半期(4〜6月)は、円安で売上収益が前年同期比7.8%増の1兆3,156億円となった一方、パワートレインユニットの販売台数減少や中東情勢による資材価格の高騰で、営業利益は23.6%減の365億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は19.4%減の318億円だった。北米は関税の影響も受けた。通期予想(営業利益2,350億円)と年75円の配当予想は据え置いた。