決算ノート
7202東証プライム商用車(大型・小型トラック、バス、ピックアップトラック)・パワートレイン、金融事業

2027年3月期 第1四半期 決算サマリー顔マークの見方

サマリー

トラック大手のいすゞ自動車(IFRS)の2027年3月期第1四半期(4〜6月)は、売上収益が前年同期比6.8%増の8,325億円、営業利益が30.7%増の747億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が23.0%増の509億円と増収増益だった。一方、サプライヤーへの支払期日の短縮や、中東情勢による出荷の遅れで在庫が増え、営業キャッシュ・フローは453億円の支出となった。通期予想(営業利益2,600億円)と年94円の配当予想は据え置いた。

売上収益

832,519百万円

+6.8%

営業利益

74,761百万円

+30.7%

税引前利益

81,431百万円

+26.8%

親会社の所有者に帰属する四半期利益

50,938百万円

+23.0%

親会社所有者帰属持分比率

40.7%

前期末40.4%

ハイライト

  • 売上収益は832,519百万円(前年同期比+6.8%)、営業利益は74,761百万円(+30.7%)、税引前利益は81,431百万円(+26.8%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は50,938百万円(+23.0%)
  • 営業キャッシュ・フローは453億円の支出(前年同期は634億円の収入)。サプライヤーへの支払期日の短縮(約900億円)と、中東情勢による出荷遅延や船便不足に伴う一時的な在庫増(約350億円)が響いた。会社はこれらの影響は第1四半期に集中するとしている
  • 有利子負債は1兆110億円(前期末比+1,536億円)に増えた。棚卸資産は794億円増えた
  • 前期末から報告セグメントを単一から「自動車事業」「金融事業」の2区分に変更した
  • 通期予想は据え置き。売上収益3,700,000百万円(前期比+6.4%)、営業利益260,000百万円(+27.6%)、親会社の所有者に帰属する当期利益160,000百万円(+18.6%)
  • 配当は年94円(中間47円・期末47円)の予想を据え置いた。前期は年92円
  • 資産合計は3,702,996百万円、資本合計は1,680,100百万円、親会社所有者帰属持分比率は40.7%

財政状態

資産合計

3,702,996百万円

資本合計

1,680,100百万円

親会社所有者帰属持分比率

40.7%

有利子負債

1兆110億円

次期業績予想

決算期売上収益営業利益税引前利益親会社の所有者に帰属する当期利益
2027年3月期 通期予想(据え置き)3,700,000百万円+6.4%260,000百万円+27.6%260,000百万円+12.8%160,000百万円+18.6%

注目ポイント

第1四半期は営業利益が3割増え、増収増益となった。一方で、営業活動で現金が流出し、有利子負債が約1,500億円増えた点は目を引く。

会社によると、その主な理由はサプライヤーへの支払期日を計画的に短くしたことと、中東情勢で出荷が遅れて在庫が一時的に増えたことで、いずれも第1四半期に集中した影響だという。

通期の予想は据え置いており、第1四半期の営業利益は通期予想の約29%(当社試算)と順調な水準だ。中東向けの出荷の正常化と、在庫が計画どおり減るかが今後の注目点になる。

出典:いすゞ自動車株式会社「2027年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)(2026年8月3日)」(2026年8月3日開示)

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