1377東証プライム野菜・花の種子の開発・生産・販売(国内卸売、海外卸売、小売)
2027年5月期 第1四半期 決算サマリー顔マークの見方
サマリー
種苗大手のサカタのタネの2027年5月期第1四半期(6〜8月)は、円安で売上高が前年同期比7.2%増の246億70百万円となった一方、営業利益は24.1%減の33億87百万円だった。売上総利益率が69.7%から67.2%に下がり、人件費を中心に販管費が13.8%増えた。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前期にあった受取和解金がなくなったこともあり38.4%減の22億39百万円。通期予想(営業利益135億円、+2.9%)と年90円の配当予想は据え置いた。
売上高
24,670百万円
+7.2%営業利益
3,387百万円
△24.1%経常利益
3,671百万円
△24.6%親会社株主に帰属する四半期純利益
2,239百万円
△38.4%売上総利益率
67.2%
前年同期69.7%自己資本比率
82.1%
前期末82.3%ハイライト
- 売上高は24,670百万円(前年同期比+7.2%)、営業利益は3,387百万円(△24.1%)、経常利益は3,671百万円(△24.6%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,239百万円(△38.4%)
- 為替の円安による売上高の押し上げは1,776百万円で、増収額の1,664百万円を上回った。為替の影響を除くと売上高は112百万円の減少となる(当社試算)
- 売上総利益率は69.7%から67.2%に低下。販管費は13,180百万円(+13.8%、+1,596百万円)で、このうち1,073百万円は為替変動の影響。人件費は736百万円増えた
- 海外卸売事業は売上高18,035百万円(+7.5%)、営業利益3,813百万円(△27.1%)。地域別の売上高はEMEAが8,076百万円(+1,293百万円)、米国が2,699百万円(+502百万円)と増え、アジア・太平洋は3,292百万円(△674百万円)に減った
- 国内卸売事業は売上高4,441百万円(+2.2%)、営業利益2,453百万円(+6.8%)。小売事業は売上高932百万円(△1.0%)、営業損失153百万円(前年同期は210百万円の損失)
- 経常利益は為替差損の増加も響いた。純利益は、前期に計上した受取和解金がなくなったことも減益の要因
- 通期予想は据え置き。売上高110,000百万円(前期比+5.5%)、営業利益13,500百万円(+2.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益10,000百万円(△17.8%)。中間期は営業利益6,000百万円(△12.8%)を見込む
- 配当予想は年90円(中間40円・期末50円、前期は年85円)で変更なし。自己資本比率は82.1%
財政状態
総資産
221,560百万円
純資産
182,384百万円
自己資本比率
82.1%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年5月期 通期予想(据え置き) | 110,000百万円+5.5% | 13,500百万円+2.9% | 13,500百万円△5.5% | 10,000百万円△17.8% |
注目ポイント
増収は円安によるもので、為替の影響を除くと売上は前年同期をわずかに下回った(当社試算)。利益面では、売上総利益率が2.6ポイント下がったうえ、人件費を中心に販管費が1割超増え、営業利益は24%減った。販管費の増加額のうち約3分の2は為替変動によるものだ。
地域別では、EMEA(欧州・中近東・アフリカ)と米国が伸びた一方、アジア・太平洋は17%減った。現地通貨で見ると、韓国、インド、北中米、南米はいずれも前年同期を下回っている。
会社は中間期で営業利益60億円(12.8%減)、通期で135億円(2.9%増)を見込んでおり、下期に利益を伸ばす計画となっている。第1四半期の営業利益は中間期予想の56%(当社試算)にあたる。