153A東証グロース不正アクセス検知サービス「Fraud Alert」、電力契約情報を使った本人確認・顧客管理サービス「Grid Data KYC」(主に金融機関向け)
増収増益
2026年12月期 第1四半期 決算サマリー
サマリー
金融機関向けの不正アクセス検知サービス「Fraud Alert」を提供するカウリス(非連結)の2026年12月期第1四半期(2026年1〜3月)は、既存顧客である証券会社へのアップセルなどで売上高が前年同期比22.4%増の4億円、営業利益が同33.9%増の1億29百万円となった。四半期純利益は同28.2%増の82百万円。新規事業「Grid Data KYC」では新たに1社でPoC(概念実証)が始まった。通期予想は据え置いた。
売上高
400百万円
+22.4%営業利益
129百万円
+33.9%経常利益
131百万円
+35.6%四半期純利益
82百万円
+28.2%契約残高
1,214百万円
+18.9%自己資本比率
77.7%
前期末75.9%ハイライト
- 売上高は400百万円(前年同期比+22.4%)、営業利益は129百万円(+33.9%)、経常利益は131百万円(+35.6%)、四半期純利益は82百万円(+28.2%)
- 「Fraud Alert」は既存顧客である証券会社へのアップセルがMRR(月次経常収益)の増加に大きく寄与した。契約社数は新規1社・解約1社で前期末から横ばい。契約残高は1,214百万円(+18.9%)
- 「Grid Data KYC」は新たに1社でPoCを始めた。セミナーを通じた新規リードの獲得も進めている
- 引き続きサーバー費用の削減を目的としたインフラ再構築の効果が利益面に寄与した
- 財政状態は、総資産2,003百万円、純資産1,557百万円、自己資本比率77.7%
- 通期予想は変更なし。売上高1,570百万円(+12.1%)、営業利益411百万円(+0.7%)、純利益282百万円。第1四半期の進捗率は売上高25.5%、営業利益31.4%(当社試算)。会社は年次で業務管理を行っており、第2四半期累計の予想は開示していない
財政状態
総資産
2,003百万円
純資産
1,557百万円
自己資本比率
77.7%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年12月期 通期予想(変更なし) | 1,570百万円(進捗25.5%)+12.1% | 411百万円(進捗31.4%)+0.7% | 417百万円+1.7% | 282百万円+2.0% |
注目ポイント
証券会社を中心に既存顧客の利用が広がり、売上は2割、営業利益は3割以上増えた。証券口座の乗っ取り被害を受けて取引監視を強化する動きが続いており、その需要を取り込んでいる。
一方、契約社数は新規と解約が同数で増えていない。既存顧客への深掘りに頼った成長である点は変わらず、新規顧客の獲得が次の課題になる。電力データを使った本人確認サービスは1社でPoCが始まった段階だ。
営業利益は第1四半期で通期予想の3割を超えており(当社試算)、予想には上振れの余地がある。新規事業の商談がどこまで具体化するかが注目点になる。