2586東証食品(アサイーなどアマゾンフルーツの輸入・製造販売)
2026年3月期 第3四半期 決算サマリー
サマリー
アサイーなどアマゾンフルーツの商品を手がけるフルッタフルッタ(単体)の2026年3月期第3四半期累計(2025年4〜12月)は、主力のアサイー関連商品が全チャネルで好調で、売上高が前年同期比47.3%増の25億94百万円となった。一方、原材料費や物流費の上昇、円安による仕入コストの増加で、営業利益は同3.0%増の1億47百万円にとどまり、四半期純利益は同2.2%減の1億16百万円だった。新株予約権の行使で資本金と資本準備金がそれぞれ19億33百万円増えた。通期予想は据え置いた。
売上高
2,594百万円
+47.3%営業利益
147百万円
+3.0%経常利益
137百万円
△5.6%四半期純利益
116百万円
△2.2%売上総利益
1,046百万円
+61.2%自己資本比率
86.6%
前期末83.2%ハイライト
- 売上高は2,594百万円(前年同期比+47.3%)、売上総利益は1,046百万円(+61.2%)で売上総利益率は40.3%(前年同期36.9%、当社試算)に上昇。一方、販管費が899百万円(+77.7%)に増え、営業利益は147百万円(+3.0%)。経常利益は137百万円(△5.6%)、四半期純利益は116百万円(△2.2%)、1株当たり1.35円
- 会社は、主力のアサイー関連商品が全チャネルで堅調に推移したとする一方、原材料費や物流費の上昇、円安による仕入コストの押し上げが利益を圧迫したと説明している。高付加価値商品の比率向上や業務の効率化でコスト上昇を吸収する構造改革を進める
- アサイー市場はブームを経て「定番化・定着化」の段階に移ったとし、安定供給とブランド価値の向上に注力。2025年11月のCOP30(ブラジル・ベレン)に合わせ、持続可能な原料調達の仕組み「SCOPE 3 NEO」を始め、12月にはブラジルのトメアスに駐在員事務所を開設した
- 新株予約権の行使で発行済株式が22,240,000株増え、資本金と資本準備金がそれぞれ1,933百万円増加。純資産は6,939百万円(前期末比+3,983百万円)、自己資本比率86.6%(前期末83.2%)。現金及び預金が2,441百万円、棚卸資産が1,079百万円増えた
- 通期予想(2025年5月15日公表)は修正なし。売上高4,000百万円(+56.8%)、営業利益400百万円(+74.1%)、経常利益370百万円(+57.9%)、純利益300百万円(+10.7%)。第3四半期累計の進捗は売上高64.8%、営業利益36.8%、経常利益37.0%、純利益38.7%(当社試算)
- 【要確認】予想達成には第4四半期(1〜3月)だけで約253百万円の営業利益が必要で、第3四半期累計(147百万円)を大きく上回る(当社試算)。第4四半期の見通しの具体的な説明は短信にない
- 配当は無配を予想
財政状態
総資産
8,008百万円
純資産
6,939百万円
自己資本比率
86.6%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年3月期 通期予想(修正なし) | 4,000百万円(進捗64.8%)+56.8% | 400百万円(進捗36.8%)+74.1% | 370百万円(進捗37.0%)+57.9% | 300百万円(進捗38.7%)+10.7% |
注目ポイント
アサイーの販売が好調で、第3四半期までの売上は5割近く伸びた。ただ、原材料や物流のコスト上昇、円安による仕入価格の上昇に加え、販管費も8割近く増え、営業利益はほぼ横ばいにとどまった。
一方、新株予約権の行使が進み、資本は約39億円増えた。手元資金と在庫が大きく積み上がっている。会社はアサイー市場が定番化の段階に入ったとみて、ブラジルでの調達体制づくりや環境配慮型の原料調達に力を入れている。
通期予想は据え置いたが、営業利益の進捗は4割に届かず、達成には1〜3月期だけで2億5千万円程度の営業利益が必要になる(当社試算)。コスト上昇を価格や商品構成でどこまで吸収できるかが焦点だ。