2586東証アサイーなどアマゾン産フルーツ商品の輸入・製造販売
2027年3月期 第1四半期 決算サマリー
サマリー
アサイー商品を販売するフルッタフルッタ(単体)の2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)は、前年同期のアサイーブームによる特需の反動と流通段階での在庫調整で、売上高が前年同期比51.0%減の5億24百万円となった。物流拠点の確保に伴う倉庫料などの販管費が先行し、営業損失は92百万円(前年同期は1億61百万円の利益)、四半期純損失は75百万円。会社は第2四半期以降の需要定着や新商品投入、固定費抑制で通期の黒字化と予想達成を見込むとしており、通期予想(売上高34億円、営業利益1億70百万円)は据え置いた。
売上高
524百万円
△51.0%営業利益赤字
△92百万円
前年同期161百万円経常利益赤字
△75百万円
前年同期154百万円四半期純利益赤字
△75百万円
前年同期132百万円売上総利益率
42.4%
前年同期40.4%(当社試算)自己資本比率
94.2%
前期末91.9%ハイライト
- 売上高は524百万円(前年同期比△51.0%)、売上総利益は222百万円(△48.7%)。販管費は314百万円(+16.1%)に増え、営業損失は92百万円(前年同期は161百万円の利益)。為替差益12百万円などで経常損失は75百万円、四半期純損失は75百万円(1株当たり△0.68円)
- 会社は減収の要因として、前年同期に集中したアサイーブームの特需が落ち着いたことと、流通段階での在庫調整を挙げている。販管費は、取扱高拡大を見据えた物流拠点の確保に伴う倉庫料97百万円、荷造運賃発送費34百万円、業務委託費45百万円などが先行して発生した。円安による仕入コストの上昇に対し、値上げを抑えたことで利益率が圧縮されたとしている
- 部門別売上高は、リテール(量販店向け)195百万円(△64.7%)、業務用(カフェ・外食など)254百万円(△37.2%)、DM(EC通販)63百万円(△41.8%)、海外9百万円(前年同期はなし)。会社はブーム前の2024年3月期第1四半期と比べると、リテールは約36.4%増、業務用は約2.9倍と拡大を維持しているとしている
- 財政状態は、総資産7,828百万円(前期末比+128百万円)、純資産7,372百万円、自己資本比率94.2%(前期末91.9%)。現金及び預金は4,968百万円。新株予約権の行使で発行済株式が9,735,000株増え、資本金と資本準備金がそれぞれ184百万円増えた
- 通期予想(修正なし)は売上高3,400百万円(前期比+8.2%)、営業利益170百万円(+80.0%)、経常利益150百万円(+19.0%)、純利益100百万円(+20.3%)。第1四半期の売上高進捗は15.4%(当社試算)で、予想達成には残り9か月で約2,876百万円の売上高と約262百万円の営業利益が必要な計算(当社試算)
- 会社は、第2四半期以降は既存販路での需要の定着と新商品の投入、物流効率化による固定費抑制が進む計画で、通期での黒字化と業績予想の達成を見込むとしている。配当は無配を予想
- 【要確認】定性情報の部門別説明では、リテールの前年同期比を「△164.7%」、業務用を「△137.2%」と記載しているが、同じページの表では△64.7%、△37.2%となっている
財政状態
総資産
7,828百万円
純資産
7,372百万円
自己資本比率
94.2%
現金及び預金
4,968百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年3月期 通期予想(修正なし) | 3,400百万円(進捗15.4%)+8.2% | 170百万円+80.0% | 150百万円+19.0% | 100百万円+20.3% |
注目ポイント
アサイー商品の同社は、4〜6月期の売上高が前年同期の半分に落ち込み、営業赤字に転じた。前年はアサイーのブームで需要が集中しており、その反動と小売・卸での在庫調整が重なった。さらに、今後の取扱高の拡大に備えた倉庫の確保や業務委託の費用が先に膨らんだ。
会社はブーム前の水準と比べれば売上は伸びているとして、需要は日常に定着したとみている。通期予想は据え置き、第2四半期以降の新商品や物流の効率化で黒字化を見込む。ただ、予想を達成するには残り9か月で約29億円を売り上げる必要がある計算だ(当社試算)。
前期も期初の予想を大きく下回った経緯がある。第2四半期に売上が持ち直すかどうかが、会社の見通しの確からしさを測る材料となる。