3116東証プライム自動車部品(シート・内装品、フィルター・パワートレイン部品等)
2027年3月期 第1四半期 決算サマリー顔マークの見方
サマリー
トヨタ系で自動車シートなどを手がけるトヨタ紡織(IFRS)の2027年3月期第1四半期(4〜6月)は、日本での増産や円安で売上収益が前年同期比10.1%増の5,280億円となった。一方、中国での減産や中東情勢に伴う市況の影響、諸経費の増加で、営業利益は15.1%減の158億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は18.9%減の87億円だった。主に中国の販売動向を踏まえて通期予想を修正し、営業利益760億円(前期比+40.9%)とした。配当は年86円の予想を据え置いた。
売上収益
528,077百万円
+10.1%営業利益
15,882百万円
△15.1%税引前利益
17,672百万円
△6.5%親会社の所有者に帰属する四半期利益
8,757百万円
△18.9%親会社所有者帰属持分比率
42.0%
前期末41.0%ハイライト
- 売上収益は528,077百万円(前年同期比+10.1%)、営業利益は15,882百万円(△15.1%)、税引前利益は17,672百万円(△6.5%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は8,757百万円(△18.9%)
- 新製品効果や円安はあったが、中国での減産、中東情勢に伴う市況の影響、諸経費の増加で減益となった
- 日本は売上収益2,385億円(+6.6%)、営業利益29億円(前年同期比+29億円)と、増産と新製品効果で改善した
- 北中南米は売上収益1,572億円(+16.3%)、営業利益25億円(△43.9%)。中国は売上収益539億円(+11.8%)、営業利益20億円(△50.4%)
- アジアは売上収益780億円(+11.4%)、営業利益91億円(+0.7%)。欧州・アフリカは営業損失7億円(前年同期は8億円の利益)
- 通期予想を修正し、売上収益2,100,000百万円(前期比+3.1%)、営業利益76,000百万円(+40.9%)、親会社の所有者に帰属する当期利益46,000百万円(+97.7%)とした。想定為替レートは1ドル150円、1ユーロ180円
- 配当は年86円(中間43円・期末43円)の予想を据え置いた
- 資産合計は1,171,914百万円、資本合計は529,801百万円、親会社所有者帰属持分比率は42.0%
財政状態
資産合計
1,171,914百万円
資本合計
529,801百万円
親会社所有者帰属持分比率
42.0%
現金及び現金同等物
283,618百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上収益 | 営業利益 | 税引前利益 | 親会社の所有者に帰属する当期利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年3月期 通期予想(修正後) | 2,100,000百万円+3.1% | 76,000百万円+40.9% | 80,000百万円+29.2% | 46,000百万円+97.7% |
注目ポイント
売上は1割増えたものの、利益は減った。日本では増産で黒字幅が広がったが、中国の減産や中東情勢による市況の悪化、経費の増加が重なり、北中南米と中国の利益はほぼ半減した。
会社は中国の販売動向などを踏まえて通期予想を修正したが、営業利益は前期比4割増の760億円を見込む。第1四半期の営業利益は通期予想の約2割(当社試算)にとどまっており、2四半期目以降の回復が前提となる。
配当予想は据え置いた。中国での生産の落ち込みにどう対処するかが、今後の業績を左右しそうだ。