決算ノート
377A名証保険代理店(国内の生命保険・損害保険代理、保険代理店の事業承継支援、米国の保険代理)

2025年12月期 通期 決算サマリー

サマリー

保険代理店を運営するエージェントIGホールディングス(連結)の2025年12月期(2025年1〜12月)は、営業収益130億66百万円、営業利益1億45百万円、親会社株主に帰属する当期純利益9百万円となった。2025年7月に株式移転で持株会社として設立されたため、前期との比較はない。生命保険・損害保険の売上は堅調だったが、人員増強や本社移転などの費用がかさんだ。11月には松井証券と資本業務提携を結んだ。今期は営業収益136億円、営業利益2億円を見込む。

営業収益

13,066百万円

営業利益

145百万円

経常利益

141百万円

親会社株主に帰属する当期純利益

9百万円

営業社員数

1,196人

自己資本比率

31.6%

ハイライト

  • 営業収益は13,066百万円、営業利益は145百万円(営業利益率1.1%)、経常利益は141百万円。法人税等127百万円を計上し、親会社株主に帰属する当期純利益は9百万円(1株当たり4.12円)。2025年7月1日に単独株式移転で完全親会社として設立されたため、前期の数値と比較は開示されていない
  • 国内事業は営業収益12,735百万円、セグメント利益131百万円。子会社ファイナンシャル・ジャパンの生命保険の売上が堅調で、事業承継による募集人の合流や保険契約の譲り受けで損害保険も堅調だった。一方、組織強化のための人員増強や子会社2社の本社移転費用、コスモアビリティの株式取得に関するアドバイザリー費用などの一過性費用が発生した
  • 海外事業(米国)は大手ブローカーとの提携強化で健康保険部門の新規顧客が増え、営業収益330百万円、セグメント利益10百万円
  • 後継者不在などに悩む中小保険代理店を受け入れる「保険代理店支援プラットフォーム」を展開。期末の営業拠点は国内外で87拠点、営業社員は1,196人。2025年11月に松井証券と資本業務提携を結び、調達資金をM&Aに活用する方針
  • 財政状態は、総資産6,289百万円、純資産2,048百万円、自己資本比率31.6%。現金及び預金は2,745百万円、のれんは882百万円、長期借入金は972百万円。営業CFは258百万円の収入
  • 2026年12月期の予想は営業収益13,600百万円(+4.1%)、営業利益200百万円(+37.7%)、経常利益180百万円(+27.0%)、純利益80百万円(+720.1%)。会社は今期を将来の利益率向上に向けた構造改革と成長投資の1年と位置づけ、事業承継・M&Aの対象を企業代理店や異業種にも広げるとしている
  • 配当は前期・今期とも無配(予想)

財政状態

総資産

6,289百万円

純資産

2,048百万円

自己資本比率

31.6%

現金及び現金同等物

2,745百万円

次期業績予想

決算期営業収益営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2026年12月期 通期予想13,600百万円+4.1%200百万円+37.7%180百万円+27.0%80百万円+720.1%

注目ポイント

保険代理店グループの持株会社として2025年7月に発足した同社の、初めての通期決算となった。生命保険・損害保険の売上は堅調だったが、人員の増強や本社移転などの費用が重なり、営業利益率は1%台にとどまった。最終利益は税負担が大きく、1千万円弱だった。

同社の特徴は、後継者のいない中小の保険代理店を受け入れる事業承継モデルだ。業界では経営者の高齢化や規制強化で代理店の統廃合が進んでおり、会社はこれを事業拡大の好機ととらえている。11月には松井証券と資本業務提携を結び、調達した資金でM&Aを加速させる考えだ。

今期は営業利益を2億円に増やす計画だが、会社自身が構造改革と投資の1年と位置づけている。買収した代理店の統合を進め、利益率をどこまで引き上げられるかが焦点となる。

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出典:株式会社エージェントIGホールディングス「2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年2月13日開示)

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