決算ノート
377A名証保険代理店(国内の生命保険・損害保険代理、保険代理店の事業承継支援、米国の保険代理)

2026年12月期 第1四半期 決算サマリー

サマリー

保険代理店を運営するエージェントIGホールディングス(連結)の2026年12月期第1四半期(2026年1〜3月)は、営業収益35億28百万円、営業利益76百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益47百万円となった。2025年7月に持株会社として設立されたため、前年同期との比較はない。事業承継の受け皿としての代理店M&Aとクロスセルを進める一方、ガバナンス強化や基幹システム刷新などの先行投資を計画的に進めている。通期予想(営業利益2億円)に対する営業利益の進捗は38.0%。

営業収益

3,528百万円

営業利益

76百万円

経常利益

72百万円

親会社株主に帰属する四半期純利益

47百万円

国内事業 セグメント利益

69百万円

自己資本比率

31.1%

前期末31.6%

ハイライト

  • 営業収益は3,528百万円、営業利益は76百万円、経常利益は72百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は47百万円(1株当たり16.55円)。2025年7月1日に単独株式移転で設立されたため、前年同期の数値と比較は開示されていない
  • 会社は業界の転換期を、2027年以降の利益増につながる高収益体質へ移るための準備期間と位置づけ、「構造改革による収益性改善」と、ガバナンス基盤の強化・次世代人材基盤の構築・グループ基幹システム(A-System)の刷新の3つの重点投資を進めている
  • 国内事業は営業収益3,443百万円、セグメント利益69百万円。経営課題を抱える保険代理店の事業承継の受け皿としてM&Aを続け、合流した募集人による損害保険・生命保険のクロスセルを進めた。コンプライアンス体制や基幹システム刷新の先行費用を投入しており、構造改革によるコスト低減効果は第2四半期以降に段階的に表れる見込みとしている
  • 海外事業(米国中心)は営業収益85百万円、セグメント利益2百万円。体制強化の先行費用が続いている
  • 財政状態は、総資産6,551百万円(前期末比+262百万円)、純資産2,109百万円、自己資本比率31.1%(前期末31.6%)。現金及び預金が271百万円増えた
  • 通期予想は修正なし。営業収益13,600百万円(前期比+4.1%)、営業利益200百万円(+37.7%)、経常利益180百万円(+27.0%)、純利益80百万円(+720.1%)。第1四半期の進捗は営業収益25.9%、営業利益38.0%、純利益58.8%(当社試算)
  • 配当は無配を予想

財政状態

総資産

6,551百万円

純資産

2,109百万円

自己資本比率

31.1%

次期業績予想

決算期営業収益営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2026年12月期 通期予想(修正なし)13,600百万円(進捗25.9%)+4.1%200百万円(進捗38.0%)+37.7%180百万円(進捗40.0%)+27.0%80百万円(進捗58.8%)+720.1%

注目ポイント

後継者のいない保険代理店を受け入れる事業承継モデルで拡大してきた同社は、第1四半期も代理店のM&Aと、合流した募集人による保険のクロスセルを進めた。営業利益は7千万円台で、通期予想の4割近くを稼いだ(当社試算)。

会社は今期を、2027年以降の利益拡大に向けた準備期間と位置づける。改正保険業法を見据えたガバナンス強化、人材育成の内製化、基幹システムの刷新に先行投資を続けており、グループ再編によるコスト削減の効果は第2四半期以降に出てくるとしている。

保険業界では募集品質への要求が厳しくなり、代理店の再編が加速している。受け皿としての役割を広げつつ、投資負担をこなして利益率を上げていけるかが焦点だ。

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出典:株式会社エージェントIGホールディングス「2026年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年5月15日開示)

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