2026年8月期 決算サマリー顔マークの見方
サマリー
飲食店を運営するサイプレス・ホールディングス(IFRS)の2026年8月期は、売上収益が前期比14.1%増の128億78百万円、営業利益が11.2%増の8億51百万円となった。期初計画の10店舗を上回る18店舗を出店し、期末の店舗数は137店舗(期首126店舗)に増えた。親会社の所有者に帰属する当期利益は、法人所得税費用が28百万円のマイナス(利益を押し上げる方向)となったため、75.8%増の7億67百万円。2027年8月期は売上収益150億円(+16.5%)、営業利益11億30百万円(+32.8%)、当期利益7億40百万円(△3.5%)を見込む。配当は期末10円で、来期は12円の予想。
売上収益
12,878百万円
+14.1%営業利益
851百万円
+11.2%税引前利益
738百万円
+14.1%親会社の所有者に帰属する当期利益
767百万円
+75.8%調整後EBITDA
1,208百万円
+17.0%店舗数
137店舗
期首126店舗親会社所有者帰属持分比率
24.6%
前期末20.3%ハイライト
- 売上収益は12,878百万円(前期比+14.1%)、営業利益は851百万円(+11.2%)、税引前利益は738百万円(+14.1%)、親会社の所有者に帰属する当期利益は767百万円(+75.8%)。調整後EBITDAは1,208百万円(+17.0%)
- 期初計画の10店舗に対して18店舗を出店した。期末の店舗数は137店舗で、期首の126店舗から11店舗増えた。同社初のロードサイド立地にも出店した
- 惣菜の「銀座惣菜店」ブランドの出店が拡大し、フランチャイズ展開にも着手して第一号の加盟企業と契約を結んだ
- 当期利益が税引前利益(738百万円)を上回ったのは、法人所得税費用が△28百万円(前期は211百万円の費用)だったため。繰延税金資産は163百万円から422百万円に増えた
- 資産合計は12,864百万円で、うちのれんが5,365百万円。借入金2,256百万円が非流動負債から流動負債に振り替わり、流動負債は5,712百万円(前期末比+2,474百万円)となった。親会社所有者帰属持分比率は24.6%
- 営業キャッシュ・フローは1,797百万円の収入、投資キャッシュ・フローは766百万円の支出、財務キャッシュ・フローは913百万円の支出
- 2027年8月期は売上収益15,000百万円(+16.5%)、営業利益1,130百万円(+32.8%)、税引前利益1,030百万円(+39.6%)、当期利益740百万円(△3.5%)を見込む。30店舗の新規出店を計画する
- 配当は期末10円(配当性向16.6%)。来期は連結配当性向20%を目途に12円の予想。8月19日に中期経営計画を公表し、4年以内をめどに東証プライム市場への移行を目指すとしている
財政状態
資産合計
12,864百万円
資本合計
3,163百万円
親会社所有者帰属持分比率
24.6%
のれん
5,365百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上収益 | 営業利益 | 税引前利益 | 親会社の所有者に帰属する当期利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年8月期 通期予想 | 15,000百万円+16.5% | 1,130百万円+32.8% | 1,030百万円+39.6% | 740百万円△3.5% |
注目ポイント
出店を計画の10店舗から18店舗に増やし、売上収益は14%、営業利益は11%伸びた。海鮮中心の業態に加え、惣菜店の出店やフランチャイズ展開も始めている。
当期利益は76%増と大きく伸びたが、これは税金費用がマイナスになった影響が大きい。前期は2億11百万円の税金費用を計上していたのに対し、当期は28百万円のマイナス(利益を押し上げる方向)で、繰延税金資産が2億58百万円増えている。本業の伸びは営業利益の11%増で見るのが実態に近い。来期は営業利益33%増を見込む一方、当期利益は3.5%減の予想となっている。この理由について決算短信に説明はない。
財務面では、資産128億円のうちのれんが53億円を占め、自己資本にあたる親会社所有者帰属持分比率は24.6%にとどまる。借入金22億円が1年以内に返済期限を迎える区分(流動負債)に移っている。来期は30店舗の出店を計画している。