決算ノート
6061東証レンタルグリーン・造園(グリーン事業)、造花などの卸売、園芸小売

2026年6月期 通期 決算サマリー

サマリー

オフィス向けの観葉植物レンタルを主力とするユニバーサル園芸社(連結)の2026年6月期(2025年7月〜2026年6月)は、レンタルグリーンの契約が計画どおり推移し、造園・ディスプレイ施工も伸びて、売上高が前期比9.8%増の225億6百万円、営業利益が同18.9%増の31億53百万円となった。一方、子会社の大多喜ハーブガーデンで資材高騰や工事期間の延長などから事業計画を見直し、のれんなどの減損損失7億72百万円を計上したため、親会社株主に帰属する当期純利益は同17.8%減の14億84百万円となった。今期は売上高250億円、純利益25億円(+68.4%)を見込む。なお、短信1ページ目の表では売上高が22,056百万円と記載され、本文・損益計算書の22,506百万円と食い違っている。

売上高

22,506百万円

+9.8%

営業利益

3,153百万円

+18.9%

経常利益

3,410百万円

+29.0%

親会社株主に帰属する当期純利益

1,484百万円

△17.8%

減損損失(特別損失)赤字

772百万円

前期73百万円

自己資本比率

78.2%

前期末78.7%

ハイライト

  • 売上高は22,506百万円(前期比+9.8%)、営業利益は3,153百万円(+18.9%)、売上高営業利益率は14.0%(前期12.9%、当社試算)。為替差益157百万円などで経常利益は3,410百万円(+29.0%)。減損損失772百万円を計上し、親会社株主に帰属する当期純利益は1,484百万円(△17.8%)、1株当たり161.22円(株式分割考慮後の前期194.11円)、ROE10.5%
  • 減損は子会社の大多喜ハーブガーデンに関するもの。店舗を改修して2026年4月にリニューアルオープンしたが、度重なる資材の高騰や工事期間の延長などに加え、人材の確保や価格転嫁、需要の面で想定を上回る構造変化が進んでいるとして事業計画を見直し、のれんとその他の固定資産を減損した
  • グリーン事業は、レンタルグリーンが計画どおりに推移し、造園施工・ディスプレイ施工も伸びて、売上高15,494百万円(+15.2%)、営業利益2,676百万円(+12.5%)。営業利益率は関東22.8%(前期21.7%)、関西26.0%(同26.9%)、海外△1.0%(同3.0%)
  • 卸売事業は造花や人工樹などが伸び、売上高1,653百万円(+5.3%)、営業利益201百万円(+65.9%)。小売事業は売上高6,014百万円(△0.2%)と伸び悩んだが、不採算部門の撤退などで営業利益220百万円(+131.9%)
  • 財政状態は、総資産19,087百万円(前期末比+2,052百万円)、純資産14,954百万円、自己資本比率78.2%(前期末78.7%)。営業CFは3,225百万円の収入、投資CFは1,034百万円の支出、現金及び現金同等物は6,315百万円(前期末4,348百万円)
  • 2027年6月期の予想は売上高25,001百万円(+11.1%)、営業利益3,800百万円(+20.5%)、経常利益3,850百万円(+12.9%)、純利益2,500百万円(+68.4%)。第2四半期累計は売上高10,978百万円、営業利益1,560百万円を見込む。2026年7月1日に外構工事請負の有限会社達匠の全株式を取得し子会社化した
  • 2026年1月1日付で1株を2株に株式分割した。年間配当は13円(分割前換算で前期26円と同水準)で、今期も13円を予想
  • 【要確認】短信1ページ目のサマリー表では売上高が22,056百万円と記載されているが、本文と連結損益計算書では22,506,792千円(前期比9.8%増)となっており、数値が食い違っている

財政状態

総資産

19,087百万円

純資産

14,954百万円

自己資本比率

78.2%

現金及び現金同等物

6,315百万円

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2027年6月期 通期予想25,001百万円+11.1%3,800百万円+20.5%3,850百万円+12.9%2,500百万円+68.4%

注目ポイント

オフィスの観葉植物レンタルを柱とする同社は、本業が堅調で営業利益が2割近く伸びた。レンタルの契約が計画どおり積み上がったうえ、造園やディスプレイの施工も伸び、小売事業も不採算部門の整理で利益が倍増した。

一方、最終利益は2割近く減った。子会社が運営する観光施設「大多喜ハーブガーデン」で、改修工事の費用や期間が膨らみ、人手や需要の面でも想定より厳しい変化が進んでいるとして、7億円余りの減損を計上したためだ。

今期は減損がなくなることもあり、純利益の7割近い増加を見込む。なお、短信の表紙の表と本文で売上高の数値が食い違っており、確認が必要な点として記しておく。

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出典:株式会社ユニバーサル園芸社「令和8年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年8月14日開示)

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