決算ノート
6228東証スタンダード半導体事業(半導体ウエハー洗浄装置の製造・販売)

2026年12月期 第1四半期 決算サマリー

サマリー

半導体ウエハー洗浄装置を手がけるジェイ・イー・ティ(連結)の2026年12月期第1四半期(2026年1〜3月)は、売上高が前年同期比28.3%増の33億29百万円となったが、部材などの棚卸評価損で営業損失1億89百万円(前年同期は34百万円の損失)となった。会計不正を受けた特別調査委員会の調査費用などの特別損失1億50百万円も加わり、親会社株主に帰属する四半期純損失は3億77百万円(前年同期は1億8百万円の利益)。過年度決算の訂正対応で発表は8月14日にずれ込み、中間期決算と同時の開示となった。

売上高

3,329百万円

+28.3%

営業利益赤字

△189百万円

前年同期△34百万円

経常利益赤字

△227百万円

前年同期△68百万円

親会社株主に帰属する四半期純利益赤字

△377百万円

前年同期108百万円

自己資本比率

47.8%

前期末49.8%

ハイライト

  • 【会計不正】2022年12月期から2024年12月期にかけて複数の洗浄装置の売上計上時期を操作する会計不正が特別調査委員会の調査で認定され、会社は過年度決算を訂正した。2026年6月30日の取締役会で再発防止策と関係者の処分を決議し、新たな組織体制のもとで中期経営計画を見直す予定。過年度決算の訂正対応で第1四半期の決算発表が遅れ、8月14日に中間期決算と同日の開示となった
  • 売上高は3,329百万円(前年同期比+28.3%)。部材などの棚卸評価損の計上で、営業損失189百万円(前年同期は34百万円の損失)、経常損失227百万円
  • 特別調査委員会の調査費用などで特別損失150百万円を計上し、親会社株主に帰属する四半期純損失は377百万円(前年同期は108百万円の利益)、1株当たり△28.75円
  • 財政状態は、総資産19,611百万円、純資産9,380百万円、自己資本比率47.8%(前期末49.8%)。有形固定資産が651百万円増えた。短期借入金は1,450百万円(前期末500百万円)、現金及び預金は2,806百万円(前期末2,035百万円)
  • 2026年12月期の通期予想は、売上高15,443百万円(+5.3%)、営業損失75百万円、純損失1,093百万円(8月14日に初めて開示)。配当は無配の予想

財政状態

総資産

19,611百万円

純資産

9,380百万円

自己資本比率

47.8%

現金及び預金

2,806百万円

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2026年12月期 通期予想(8月14日初公表)15,443百万円+5.3%△75百万円前期△1,493百万円△162百万円前期△1,575百万円△1,093百万円前期△2,336百万円

注目ポイント

売上は前年同期より3割近く増えたが、棚卸評価損で営業赤字が続いた。会計不正をめぐる特別調査委員会の費用も重なり、最終損益は赤字に転落した。

本来は5月に開示されるはずの第1四半期決算が、過年度決算の訂正作業のため8月までずれ込んだ。投資家が業績を確認できない期間が長く続いたことになる。

通期予想では営業赤字をほぼ解消する計画だが、実現には下期の大幅な改善が前提になる。再発防止策の実行と新体制づくりを進めながら、受注と採算の回復を両立できるかが問われる。

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出典:株式会社ジェイ・イー・ティ「2026年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年8月14日開示)

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