決算ノート
6664東証スタンダード自動認識機器(バーコードスキャナー・二次元コードリーダー等)

2026年11月期 第3四半期 決算サマリー顔マークの見方

サマリー

バーコードリーダーなど自動認識機器のオプトエレクトロニクスの2026年11月期第3四半期累計(2025年12月〜2026年8月)は、海外の大口顧客への納入延期や米国での在庫調整で、売上高が前年同期比0.8%減の48億円となった。粗利の改善で営業損失は1億28百万円(前年同期は1億58百万円の損失)に縮小したが、前年の特別利益の反動などで、親会社株主に帰属する四半期純損失は2億59百万円(同98百万円の損失)に拡大した。通期も赤字の予想を据え置いた。

売上高

4,843百万円

△0.8%

営業利益赤字

△128百万円

前年同期△158百万円

経常利益赤字

△212百万円

前年同期△285百万円

親会社株主に帰属する四半期純利益赤字

△259百万円

前年同期△98百万円

自己資本比率

63.7%

前期末45.6%

ハイライト

  • 売上高は4,843百万円(前年同期比△0.8%)、営業損益は128百万円の損失(前年同期は158百万円の損失)、経常損益は212百万円の損失(同285百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損益は259百万円の損失(同98百万円の損失)
  • 自動認識業界は、部品価格が上がる一方で顧客の設備投資の抑制などで需要が減り、厳しい状況が続いている。海外の大口顧客への納入延期も発生した
  • 地域別売上高は、日本が2,565百万円(+10.9%)と大口顧客の受注で伸びた一方、米国は710百万円(△23.5%)、欧州・アジア他は1,568百万円(△4.4%)と在庫調整が続いた
  • 売上総利益は粗利の改善で38百万円増え、営業損失が縮小した
  • 純損失が拡大したのは、前年同期に特別利益229百万円があった反動や、2026年1月の第三者割当による新株発行・自己株式処分に伴う株式交付費31百万円を計上したことなどによる
  • 第三者割当増資で、純資産は7,682百万円(前期末5,169百万円)、自己資本比率は63.7%(同45.6%)に上がった
  • 通期予想は据え置き。売上高6,507百万円(前期比△3.9%)、営業損失531百万円、親会社株主に帰属する当期純損失681百万円。無配の予想
  • 為替レートは1ドル157.65円、1ユーロ183.69円で換算した

財政状態

総資産

12,061百万円

純資産

7,682百万円

自己資本比率

63.7%

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2026年11月期 通期予想(据え置き)6,507百万円△3.9%△531百万円△648百万円△681百万円

注目ポイント

バーコードリーダーなどの業界全体で需要が落ち込んでおり、同社は赤字が続いている。国内は大口受注で伸びたが、米国は在庫調整と納入延期で2割以上の減収となった。

粗利の改善で本業の赤字はやや縮んだものの、前年にあった特別利益がなくなり、最終赤字は広がった。1月に第三者割当増資を行い、財務の安定性は高まっている。

通期でも5億円規模の営業赤字を見込んでいる。第3四半期までの赤字は通期予想より小さく、残り3カ月で赤字が膨らむ計画になっている点にも注意が必要だ。顧客の在庫調整がいつ終わるかが焦点になる。

出典:株式会社オプトエレクトロニクス「2026年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年10月2日)」(2026年10月2日開示)

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