「第三者割当増資」の決算サマリー(7件)
新都ホールディングス株式会社
2027年1月期 中間期
廃金属・廃プラスチックのリサイクル貿易を手がける新都ホールディングスの2027年1月期中間期は、金属スクラップ事業の 子会社2社(龍一商事・栄新商事)が連結に加わったことで売上高が前年同期比214.15%増の313億23百万円と3倍超に拡大した。 営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する中間純利益はいずれも前年同期の損失から黒字に転換したが、売上総利益率は3%台の薄利で、 純利益は48百万円にとどまる。中間期末後に第三者割当による新株式・新株予約権の発行も行っている。
Link-Uグループ株式会社
2026年7月期
国内外でマンガ配信サービスを展開するLink-Uグループ(IFRS)の2026年7月期は、マンガサービス事業・制作事業がともに 四半期ベースで過去最高収益を更新する好調が続いたが、「選択と集中」で縮小するマーケティング事業の連結子会社Romanzに 係るのれん745百万円を含む減損損失767百万円を計上し、営業損益は前期の327百万円の黒字から382百万円の損失に転落した。 減損等を除いた実力ベースの調整後営業利益は403百万円(前期比+42.8%)と好調。同日、世界的アニメブランド Crunchyrollの日本法人との資本業務提携と第三者割当増資(調達額約9.1億円)を発表し、新たな中期経営計画 「中期経営計画2030」も公表した。
モイ株式会社
2027年1月期 中間期
ライブ配信サービス「ツイキャス」を運営するモイ(非連結)の2027年1月期中間期は、課金ユーザー数の減少でポイント販売売上が減り、売上高が前年同期比3.8%減の31億81百万円、 営業利益が同16.5%減の1億22百万円となった。経常利益は同0.1%増の1億81百万円で横ばい、中間純利益は前年同期に音楽著作権管理団体との協議に係る特別損失75百万円を計上した反動で同76.6%増の1億21百万円。 2026年6月にSBIホールディングスへの第三者割当増資で約9億円を調達し、自己資本比率は46.4%から59.7%に改善した。通期予想(営業利益4億9百万円)は据え置き。
株式会社エム・エイチ・グループ
2026年6月期
「モッズ・ヘア」を展開するエム・エイチ・グループ(連結)の2026年6月期は、売上高が前期比0.3%増の18億50百万円とほぼ横ばいだった一方、原材料・人件費の上昇や本社移転、新店・アカデミー開設の費用が先行し、営業損失52百万円(前期は9百万円の損失)と赤字が拡大した。第三者割当増資の費用もあり、親会社株主に帰属する当期純損失は1億05百万円。7月に新株発行で約10億円を調達し(新株予約権の行使でさらに約35億円を見込む)、美容室運営会社の買収やAI事業子会社の設立を進めており、2027年6月期は売上高94.5%増、黒字転換を見込む。期末配当は無配とした。
アクセルマーク株式会社
2026年9月期 第3四半期
トレーディングカードの店舗・EC販売と広告事業を手がけるアクセルマーク(連結)の2026年9月期第3四半期累計(2025年10月〜2026年6月)は、トレカ事業が3.4倍に伸び、売上高が前年同期比33.8%増の10億16百万円となった一方、営業損失は3億81百万円(前年同期は3億34百万円の損失)に拡大し、親会社株主に帰属する四半期純損失は5億30百万円と、すでに通期予想の損失額(5億02百万円)を上回った。「継続企業の前提に関する重要事象等」の記載があるが、7月に株式会社コンヴァノから第三者割当で9億円を調達し、30億円の融資枠も得たとして、重要な不確実性はないと判断している。コンヴァノは議決権の68.91%を持つ親会社となった。
マルシェ株式会社
2027年3月期 第1四半期
居酒屋「ハッケン酒場」などを展開するマルシェ(単体)の2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)は、既存店売上高が前年同期比91.5%と落ち込み、売上高が同3.3%減の11億29百万円、営業損失が25百万円(前年同期は15百万円の損失)に拡大した。会社は店舗オペレーションと接客品質に課題が生じたと説明している。6月29日に第三者割当増資で新株600万株を発行して約10億円を調達し、7月末に金融機関5行への借入金のうち約10億円を返済した。自己資本比率は43.8%(前期末24.5%)に上昇した。
グローム・ホールディングス株式会社
2027年3月期 第1四半期
医療機関の経営支援を手がけるグローム・ホールディングス(連結)の2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)は、売上高が前年同期比2.3%増の4億58百万円、販管費の減少で営業利益は30百万円(前年同期は16百万円の損失)と黒字に転じた。前年同期に関連会社株式の譲渡損失などを計上した反動で、親会社株主に帰属する四半期純利益は12百万円(前年同期は4億28百万円の損失)。系統用蓄電所の取得で建設仮勘定が10億35百万円に増えた。通期予想(売上高31億66百万円、営業利益1億97百万円)は据え置いた。