6701東証プライムITサービス、社会インフラ(航空宇宙・防衛、海洋システム、ネットワークインフラ)
2027年3月期 第1四半期 決算サマリー顔マークの見方
サマリー
NEC(IFRS)の2027年3月期第1四半期(4〜6月)は、国内ITサービスの収益性改善や航空宇宙・防衛の好調に加え、5月に米CSGを連結した効果で、売上収益が前年同期比14.5%増の8,198億円、営業利益が66.1%増の588億円となった。本業のもうけを示すNon-GAAP営業利益は747億円(+347億円)。第1四半期の進捗を踏まえ、通期予想を売上収益3兆5,400億円、Non-GAAP営業利益4,300億円に上方修正した(CSGの影響は上期決算で織り込む予定)。配当は年40円の予想を据え置いた。
売上収益
819,774百万円
+14.5%営業利益
58,770百万円
+66.1%Non-GAAP営業利益
74,738百万円
+86.9%税引前利益
56,529百万円
+76.1%親会社の所有者に帰属する四半期利益
49,698百万円
+157.4%親会社所有者帰属持分比率
49.6%
前期末49.2%ハイライト
- 売上収益は819,774百万円(前年同期比+14.5%)、営業利益は58,770百万円(+66.1%)、Non-GAAP営業利益は74,738百万円(+86.9%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は49,698百万円(+157.4%)
- ITサービスは売上収益6,215億円(+9.6%)、Non-GAAP営業利益578億円(+170億円)。国内はDX事業ブランド「BluStellar」の売上が+33.2%と伸び、収益性も改善した。海外はCSGの新規連結で増収増益
- 社会インフラは売上収益1,653億円(+37.3%)、Non-GAAP営業利益161億円(+130億円)。航空宇宙・防衛は売上+49.6%と好調で、海洋システムは黒字に転じた
- 2026年5月に米CSG Systems Internationalほか46社を連結子会社化した。のれんは855,129百万円(前期末450,501百万円)に増え、現金及び現金同等物は434,699百万円(同659,034百万円)に減った
- 通期予想を上方修正した。売上収益は3兆5,000億円から3兆5,400億円(前期比△1.2%)、Non-GAAP営業利益は4,200億円から4,300億円(+8.2%)、親会社の所有者に帰属するNon-GAAP当期利益は2,850億円から2,900億円(+3.7%)に。CSG連結の影響は上期決算の発表時に織り込む予定
- 配当は年40円(中間20円・期末20円)の予想を据え置いた。前期は年38円
- 当期から全社・セグメントともに「Non-GAAP営業利益」のみの開示に変更し、セグメントも組み替えた。前年同期比は組み替え後の数値による
- 資産合計は4,506,827百万円、資本合計は2,319,715百万円、親会社所有者帰属持分比率は49.6%
財政状態
資産合計
4,506,827百万円
資本合計
2,319,715百万円
親会社所有者帰属持分比率
49.6%
現金及び現金同等物
434,699百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上収益 | Non-GAAP営業利益 | 親会社の所有者に帰属するNon-GAAP当期利益 | 1株当たり配当金 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年3月期 通期予想(修正後) | 3,540,000百万円△1.2% | 430,000百万円+8.2% | 290,000百万円+3.7% | 40円前期38円 |
注目ポイント
第1四半期はITサービスと社会インフラの両方で大幅な増収増益となった。国内ITサービスは「BluStellar」ブランドのDX案件へのシフトが進み、利益率が上がっている。社会インフラでは防衛関連の拡大が続き、海洋システムも黒字に転じた。
米CSGの買収でのれんが約4,000億円増え、手元資金は減った。今回の上方修正はCSGの影響を含まず、既存事業の好調だけで予想を引き上げた形だ。
通期の売上収益は前期比でわずかに減る見通しだが、利益率は改善が続く想定だ。上期決算でCSGを織り込んだ予想がどう変わるかが、次の注目点になる。