6835東証スタンダードネットワーク機器(スイッチ、無線LANなど)の開発・販売、ネットワーク構築サービス(日本・米州・EMEA・APAC)
2025年12月期 通期 決算サマリー
サマリー
ネットワーク機器のアライドテレシスホールディングス(連結)の2025年12月期(2025年1〜12月)は、日本で大型案件の獲得やスイッチ・無線LAN製品の販売が伸び、売上高が前期比3.1%増の499億50百万円、営業利益が同23.5%増の42億28百万円となった。前期の一時的な利益の反動や事業再編損の計上で、親会社株主に帰属する当期純利益は同18.9%減の29億19百万円。米連邦政府向けの減収と円高で売上高は予想を下回ったが、利益は上回った。同日、2028年12月期に売上高570億円をめざす中期経営計画を公表した。
売上高
49,950百万円
+3.1%営業利益
4,228百万円
+23.5%経常利益
3,799百万円
+1.9%親会社株主に帰属する当期純利益
2,919百万円
△18.9%年間配当
8円
前期6円自己資本比率
43.8%
前期末41.8%ハイライト
- 売上高は49,950百万円(前期比+3.1%)、営業利益は4,228百万円(+23.5%)、経常利益は3,799百万円(+1.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,919百万円(△18.9%)
- 日本は顧客ニーズに応じた高付加価値の提案や大型案件の獲得が進み、スイッチ製品群と無線LAN製品の販売が伸び、売上高33,222百万円(+10.1%)
- 米州は米連邦政府向けが新政策をめぐる不確実性や歳出制約、年後半の政府機関閉鎖の影響で減り、売上高7,775百万円(△11.0%)。米軍基地の居住者向けインターネットサービスは堅調だった
- 予想(売上高52,300百万円、営業利益3,600百万円、純利益1,900百万円)に対し、売上高は4.5%下回ったが、円高による仕入コストの低下や組織再編の効率化で営業利益は17.4%、純利益は53.6%上回った
- 財政状態は、総資産48,728百万円、純資産21,333百万円、自己資本比率43.8%。営業CFは6,747百万円の収入、現金及び現金同等物は17,029百万円
- 2026年2月13日に中期経営計画(2026年12月期〜2028年12月期)を公表した。2028年12月期に売上高57,000百万円、営業利益4,000百万円、純利益2,600百万円、1株当たり配当12円をめざす
- 配当は年8円(前期6円)。2026年12月期は中間4円・期末5円の年9円を予想
財政状態
総資産
48,728百万円
純資産
21,333百万円
自己資本比率
43.8%
現金及び現金同等物
17,029百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年12月期 通期予想 | 52,000百万円+4.1% | 3,300百万円△22.0% | 2,900百万円△23.7% | 2,100百万円△28.1% |
注目ポイント
日本での売上が1割伸び、営業利益は2割以上増えた。学校や医療機関、公共分野でのネットワーク更新需要を取り込んだ。一方で米国では、連邦政府の歳出抑制や政府機関の閉鎖で主要顧客の官公庁向け売上が落ち込んだ。
純利益の減少は前期の一時的な利益の反動によるもので、本業の利益は予想を上回った。円高で米ドル建ての仕入れコストが下がったことも追い風になった。
初めて公表した中期経営計画では、3年後に売上高570億円をめざす一方、営業利益の目標は40億円と今期の実績を下回る水準にとどめた。為替や米国の政策に左右されやすい事業構造の中で、日本の需要をどこまで伸ばせるかが焦点になる。