7261東証プライム自動車の製造・販売
2027年3月期 第1四半期 決算サマリー顔マークの見方
サマリー
マツダの2027年3月期第1四半期(4〜6月)は、米国や欧州での販売増と円安で、売上高が前年同期比16.9%増の1兆2,857億円となり、営業利益は328億円(前年同期は461億円の損失)と黒字に転じた。米国の関税の影響が続くなかでも、台数・構成や為替の改善で営業利益は789億円改善した。親会社株主に帰属する四半期純利益は296億円(同421億円の損失)。通期予想(営業利益1,500億円)と年55円の配当予想は据え置いた。
売上高
1,285,706百万円
+16.9%営業利益
32,836百万円
前年同期△46,115百万円経常利益
42,843百万円
前年同期△34,255百万円親会社株主に帰属する四半期純利益
29,630百万円
前年同期△42,104百万円グローバル販売台数
304千台
+1.2%自己資本比率
43.3%
前期末42.5%ハイライト
- 売上高は1,285,706百万円(前年同期比+16.9%)、営業利益は32,836百万円(前年同期は46,115百万円の損失)、経常利益は42,843百万円(同34,255百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は29,630百万円(同42,104百万円の損失)。売上高営業利益率は2.6%
- 営業利益の改善額789億円の内訳は、台数・構成が+434億円(うち関税影響+203億円)、為替が+413億円、コスト改善が+157億円、固定費他が+123億円の一方、原材料・物流費等が△240億円、成長投資が△98億円
- グローバル販売台数は304千台(+1.2%)。米国は107千台(+7.4%)、欧州は43千台(+11.6%)、日本は33千台(+2.7%)と増えた一方、その他地域は56千台(△14.0%)
- 日本では新型CX-5の販売が前年同期比91%増と好調だった
- 営業キャッシュ・フローは棚卸資産の増加などで406億円の支出(前年同期は1,411億円の支出)。フリー・キャッシュ・フローは692億円のマイナス
- 現金及び現金同等物は1兆2,148億円、有利子負債は8,429億円で、ネット・キャッシュは3,719億円
- 通期予想は据え置き。売上高5,500,000百万円(前期比+11.8%)、営業利益150,000百万円(+190.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益90,000百万円(+156.5%)。配当は年55円(中間25円・期末30円)の予想
- 総資産は4,434,293百万円、純資産は1,937,617百万円、自己資本比率は43.3%(劣後特約付ローンの資本性考慮後44.0%)
財政状態
総資産
4,434,293百万円
純資産
1,937,617百万円
自己資本比率
43.3%
現金及び現金同等物
1兆2,148億円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年3月期 通期予想(据え置き) | 5,500,000百万円+11.8% | 150,000百万円+190.8% | 140,000百万円+6.2% | 90,000百万円+156.5% |
注目ポイント
前年同期は米国の関税の影響で大きな赤字だったが、今期は営業利益328億円の黒字に戻った。米国と欧州で販売が伸び、円安も追い風になった。関税の負担はまだ続いているものの、前年同期と比べれば影響は和らいでいる。
ただ、売上高営業利益率は2.6%と低く、原材料費や物流費の上昇も利益を削っている。棚卸資産の増加で、営業キャッシュ・フローもマイナスが続いた。
会社は通期の営業利益1,500億円の予想を維持し、順調に進んでいるとしている。第1四半期の実績は通期予想の約2割(当社試算)で、下期にかけて販売台数を伸ばせるかが焦点になる。