決算ノート
7267東証プライム二輪事業、四輪事業、金融サービス事業、パワープロダクツ事業

2027年3月期 第1四半期 決算サマリー顔マークの見方

サマリー

ホンダ(IFRS)の2027年3月期第1四半期(4〜6月)は、前年同期に計上したEV関連の損失や関税の影響がなくなったことなどで、営業利益が前年同期比117.4%増の5,307億円と倍増した。四輪事業は1,921億円の営業利益(前年同期は296億円の損失)と黒字に転じ、二輪事業も2,339億円と伸びた。売上収益は13.5%増の6兆615億円。通期予想を修正し、営業利益を6,500億円とした。配当は年70円の予想を据え置いた。

売上収益

6,061,514百万円

+13.5%

営業利益

530,767百万円

+117.4%

税引前利益

605,027百万円

+107.0%

親会社の所有者に帰属する四半期利益

450,915百万円

+129.3%

親会社所有者帰属持分比率

35.9%

前期末35.3%

ハイライト

  • 売上収益は6,061,514百万円(前年同期比+13.5%)、営業利益は530,767百万円(+117.4%)、税引前利益は605,027百万円(+107.0%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は450,915百万円(+129.3%)
  • 営業利益の増加は、前年同期のEV関連損失や関税の影響などによる。売上収益は金融サービス事業や二輪事業の増加と円安で伸びた
  • 四輪事業は売上収益3,879,193百万円、営業利益192,122百万円(前年同期は29,625百万円の損失)と黒字に転じた
  • 二輪事業は売上収益1,141,131百万円(前年同期951,590百万円)、営業利益233,956百万円(同189,005百万円)。金融サービス事業は営業利益105,810百万円(同85,009百万円)
  • 通期予想を修正した。売上収益24,150,000百万円(前期比+10.8%)、営業利益650,000百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益400,000百万円
  • 前年度に北米で生産予定だったEVモデルの発売と開発の中止を決めており、取引先への追加支出が発生する可能性があるが、金額は現時点で見積もれないとしている。エアバッグインフレーター関連の追加引当の可能性もある
  • 配当は年70円(中間35円・期末35円)の予想を据え置いた
  • 資産合計は34,437,975百万円、資本合計は12,628,578百万円、親会社所有者帰属持分比率は35.9%。四輪事業の資本的支出は626,347百万円(前年同期121,395百万円)に増えた

財政状態

資産合計

34,437,975百万円

資本合計

12,628,578百万円

親会社所有者帰属持分比率

35.9%

現金及び現金同等物

5,296,452百万円

次期業績予想

決算期売上収益営業利益税引前利益親会社の所有者に帰属する当期利益
2027年3月期 通期予想(修正後)24,150,000百万円+10.8%650,000百万円660,000百万円400,000百万円

注目ポイント

前年同期はEV関連の損失や米国の関税が重荷となり、四輪事業が赤字だった。今期はその影響が薄れて四輪が黒字に戻り、主力の二輪事業も伸びて、営業利益は2倍以上になった。

一方、第1四半期の営業利益は、修正後の通期予想(6,500億円)の約8割(当社試算)に達している。残りの9か月で積み上がる利益はわずかという計算で、下期に大きな費用を見込んでいる可能性があるが、短信からは理由を確認できない。【要確認】

北米のEV開発中止に伴う取引先への追加支出も、金額が見積もれない状態が続く。好調な二輪事業に対し、四輪事業の立て直しが引き続き課題となる。

出典:本田技研工業株式会社「2027年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)(2026年8月5日)」(2026年8月5日開示)

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