決算ノート
7571東証スタンダードニューバリューセグメント(教育・リユース・フォト事業、事業承継型M&A)、コアバリューセグメント(和装宝飾・美容・ライフプラス事業)

2026年3月期 通期 決算サマリー

サマリー

和装宝飾や教育・リユース事業などを手がけるヤマノホールディングス(連結)の2026年3月期(2025年4月〜2026年3月)は、M&Aで加わった子会社の寄与と既存事業の回復で売上高が前期比5.4%増の147億24百万円、営業利益が同60.8%増の4億11百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益は同396.7%増の2億7百万円。ただ、子会社3社の取得関連費用93百万円やのれん償却、減損損失などで、利益は予想(営業利益5億円、純利益3億20百万円)を下回った。2027年3月期は営業利益3億12百万円(24.2%減)を見込む。

売上高

14,724百万円

+5.4%

EBITDA

593百万円

+61.2%

営業利益

411百万円

+60.8%

経常利益

360百万円

+52.6%

親会社株主に帰属する当期純利益

207百万円

+396.7%

自己資本比率

17.7%

前期末16.7%

ハイライト

  • 売上高は14,724百万円(前期比+5.4%)、EBITDAは593百万円(+61.2%)、営業利益は411百万円(+60.8%)、経常利益は360百万円(+52.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益は207百万円(+396.7%)
  • 予想(売上高14,400百万円、営業利益500百万円、純利益320百万円)に対し、売上高は上回ったが、営業利益は17.6%、純利益は35.1%下回った。子会社化した3社(薬師スタジオ、ニューヨークジョーエクスチェンジ、アークネット)の取得関連費用93百万円とのれん償却費の増加、固定資産の減損損失32百万円、繰延税金資産の取り崩し11百万円が要因
  • 2025年4月に写真スタジオの薬師スタジオ、6月にリユースのニューヨークジョーエクスチェンジ、2026年3月に教育事業のアークネットを事業承継型M&Aでグループに加えた
  • コアバリューセグメントは、和装宝飾事業で新販売管理システムの定着による引き渡しの早期化、美容事業の収益改善、ライフプラス事業の回復が進んだ
  • 財政状態は、総資産8,413百万円、純資産1,492百万円、自己資本比率17.7%。営業CFは377百万円の収入、現金及び現金同等物は2,352百万円
  • 配当は期末1.50円(前期1円)。2027年3月期も1.50円を予想
  • 2027年3月期の予想は売上高15,000百万円(+1.9%)、EBITDA528百万円(△10.8%)、営業利益312百万円(△24.2%)、純利益128百万円(△38.4%)

財政状態

総資産

8,413百万円

純資産

1,492百万円

自己資本比率

17.7%

現金及び現金同等物

2,352百万円

次期業績予想

決算期売上高EBITDA営業利益親会社株主に帰属する当期純利益
2027年3月期 通期予想15,000百万円+1.9%528百万円△10.8%312百万円△24.2%128百万円△38.4%

注目ポイント

3社の買収で売上は増え、既存の和装宝飾事業などの改善も進んで、営業利益は6割増えた。ただ、買収関連の費用やのれんの償却が先行し、利益は期初予想に届かなかった。

事業承継型のM&Aで教育、リユース、写真スタジオと事業領域を広げているが、買収のたびに一時的な費用とのれん償却が発生する。2027年3月期も営業減益の予想で、買収した事業が償却負担を上回る利益を生むまでには時間がかかる見通しだ。

自己資本比率は17%台と低く、借入に頼った買収をどこまで続けられるかも課題になる。買収先の収益化と既存事業からの現金創出のバランスが、今後の評価を左右する。

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出典:株式会社ヤマノホールディングス「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)/2026年3月期業績予想と実績値の差異に関するお知らせ/2026年3月期 決算概要」(2026年5月15日開示)

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