7571東証スタンダードニューバリューセグメント(教育・リユース・フォト事業、事業承継型M&A)、コアバリューセグメント(和装宝飾・美容・ライフプラス事業)
黒字転換
2026年3月期 第3四半期 決算サマリー
サマリー
和装宝飾や教育・リユース事業などを手がけるヤマノホールディングス(連結)の2026年3月期第3四半期累計(2025年4〜12月)は、教育事業の堅調と新たに連結した2社の寄与で売上高が前年同期比6.8%増の108億35百万円となった。M&Aに伴う一過性費用を吸収して営業利益は2億4百万円(前年同期は73百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は68百万円(前年同期は2億22百万円の損失)と黒字に転じた。通期予想は据え置いた。
売上高
10,835百万円
+6.8%EBITDA
335百万円
前年同期8百万円営業利益
204百万円
前年同期△73百万円経常利益
165百万円
前年同期△88百万円親会社株主に帰属する四半期純利益
68百万円
前年同期△222百万円自己資本比率
16.3%
前期末16.7%ハイライト
- 売上高は10,835百万円(前年同期比+6.8%)、EBITDAは335百万円、営業利益は204百万円(前年同期は73百万円の損失)、経常利益は165百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は68百万円(前年同期は222百万円の損失)
- 当期から報告セグメントを、教育・リユース・フォト事業を中心に事業承継型M&Aで成長を担う「ニューバリュー」と、和装宝飾・美容事業などの既存事業で利益とキャッシュ創出を担う「コアバリュー」の2区分に再編した
- ニューバリューセグメントは教育事業の堅調に加え、写真スタジオの薬師スタジオとリユース事業のニューヨークジョーエクスチェンジの新規連結で売上が拡大した。コアバリューセグメントは和装宝飾事業の新販売管理システム導入による効率化とライフプラス事業の回復が進んだ
- M&Aに伴う一過性費用が発生したが、各事業の収益性改善で吸収し、前年同期比で大幅な増益となった
- 財政状態は、総資産8,319百万円、純資産1,353百万円、自己資本比率16.3%
- 通期予想は変更なし。売上高14,400百万円(+3.1%)、営業利益500百万円(+95.3%)、純利益320百万円。進捗率は売上高75.2%、営業利益40.8%(当社試算)。配当は期末1.50円(前期1円)の予想
財政状態
総資産
8,319百万円
純資産
1,353百万円
自己資本比率
16.3%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | EBITDA | 営業利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年3月期 通期予想(変更なし) | 14,400百万円(進捗75.2%)+3.1% | 640百万円+73.9% | 500百万円(進捗40.8%)+95.3% | 320百万円+665.1% |
注目ポイント
事業承継型のM&Aで写真スタジオやリユース事業を相次いでグループに加え、売上は7%増えた。和装宝飾などの既存事業でも販売管理の効率化が進み、M&Aの費用を吸収して営業黒字に転じた。
同社は、M&Aで成長を担う事業群と、成熟市場で現金を生み出す既存事業群に分けて管理する体制に切り替えた。既存事業が生んだ資金を買収に回す構図が明確になっている。
ただし、通期の営業利益予想に対する進捗は4割にとどまる(当社試算)。和装宝飾は第4四半期の比重が大きい事業だが、予想達成には第4四半期に3億円近い営業利益が必要になる。自己資本比率が16%台と低い中で、買収のペースと財務の健全性のバランスも注目点だ。