決算ノート
7694東証グロースEC事業総合支援(EC運営代行「Oneコマース」、ブランドとの協業販売「協業ブランドパートナー」、TikTok Shop等のソーシャルコマース支援)、D2C、ECプラットフォーム運営
売上予想上方修正

2026年3月期 第3四半期 決算サマリー

サマリー

ブランド・メーカーのEC事業を支援する、いつも(連結)の2026年3月期第3四半期累計(2025年4〜12月)は、協業ブランドパートナーの新ブランドが大きく伸び、売上高が前年同期比27.5%増の130億22百万円となった。営業利益は1億25百万円(前年同期は9百万円の損失)と黒字に転じたが、税金費用がかさみ、親会社株主に帰属する四半期純損失は7百万円(前年同期は72百万円の損失)。同日、通期の売上高予想を150億42百万円から170億44百万円に引き上げたが、利益予想はソーシャルコマースへの先行投資を優先するとして据え置いた。

売上高

13,022百万円

+27.5%

調整後EBITDA

270百万円

+120.3%

営業利益

125百万円

前年同期△9百万円

経常利益

112百万円

前年同期△32百万円

親会社株主に帰属する四半期純利益赤字

△7百万円

前年同期△72百万円

自己資本比率

22.6%

前期末27.4%

ハイライト

  • 売上高は13,022百万円(前年同期比+27.5%)、売上総利益は4,830百万円(+26.2%)。販管費は4,704百万円(+22.6%)に増えたが、営業利益は125百万円(前年同期は9百万円の損失)、調整後EBITDAは270百万円(+120.3%)。法人税等127百万円を計上し、親会社株主に帰属する四半期純損失は7百万円
  • 協業ブランドパートナーは当期に始めた複数の新ブランドが大きく伸び、売上高9,627百万円(+37.9%)、売上総利益3,271百万円(+36.7%)
  • Oneコマース(EC運営代行)はイベントや年末商戦で堅調に推移し、売上高2,418百万円(+14.6%)、売上総利益1,104百万円(+16.7%)。ストック率は92.3%。TikTok Shop関連支援とライブコマースの創出・関与GMVは12月単月で10億円を超え、過去最大となった
  • 共創・自創バリューアップは、独占販売権を持つコスメブランドは計画どおりだったが、スノーアパレルを販売する子会社ビーランが競合や天候の影響で計画未達となり、売上高831百万円(△17.6%)。ECプラットフォーム(ライブコマース「Peace you LIVE」など)は売上高145百万円(+28.0%)
  • 【修正】2月13日に通期予想を修正し、売上高を15,042百万円から17,044百万円(前期比+22.3%)に引き上げた。調整後EBITDA420百万円、営業利益254百万円、純利益152百万円は、ソーシャルコマースなど中長期の成長投資を優先するとして据え置いた。第3四半期累計の進捗率は売上高76.4%、営業利益49.2%(当社試算)で、予想達成には第4四半期に営業利益129百万円が必要な計算(当社試算)
  • 財政状態は、総資産10,448百万円(前期末比+1,839百万円)、純資産2,370百万円、自己資本比率22.6%(前期末27.4%)。売掛金が2,148百万円、商品が1,105百万円増えた一方、現金及び預金は1,176百万円(前期末2,932百万円)に減った。短期借入金は1,000百万円
  • 配当は無配を継続する予想

財政状態

総資産

10,448百万円

純資産

2,370百万円

自己資本比率

22.6%

現金及び預金

1,176百万円

次期業績予想

決算期売上高調整後EBITDA営業利益親会社株主に帰属する当期純利益
2026年3月期 通期予想(2月13日修正)17,044百万円(従来15,042百万円)+22.3%420百万円(据え置き)+64.2%254百万円(据え置き)+242.4%152百万円(据え置き)前期△98百万円

注目ポイント

ブランドと組んで商品を販売する協業ブランドパートナーが4割近く伸び、売上は3割近い増収となった。本業の利益も黒字に転じたが、税金費用の負担で最終損益はわずかに赤字が残った。

会社は売上高の予想を20億円引き上げた一方、利益予想は据え置いた。TikTok Shopを軸とするソーシャルコマースを次の成長事業と位置づけ、体制づくりやクリエイター支援への先行投資を優先するためだ。12月にはTikTok Shop関連の月間流通総額が10億円を超えるなど、立ち上がりは計画を上回っている。

懸念は財務面だ。協業販売の拡大で売掛金と在庫が大きく膨らみ、手元の現金は前期末の半分以下に減った。自己資本比率も22%台まで下がっている。売上の伸びを利益と資金の回収にどうつなげるかが、第4四半期以降の焦点になる。

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出典:株式会社いつも「2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)/2026年3月期連結業績予想の修正に関するお知らせ/同 決算説明資料」(2026年2月13日開示)

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