2026年3月期 第3四半期 決算サマリー
サマリー
ブランド・メーカーのEC事業を支援する、いつも(連結)の2026年3月期第3四半期累計(2025年4〜12月)は、協業ブランドパートナーの新ブランドが大きく伸び、売上高が前年同期比27.5%増の130億22百万円となった。営業利益は1億25百万円(前年同期は9百万円の損失)と黒字に転じたが、税金費用がかさみ、親会社株主に帰属する四半期純損失は7百万円(前年同期は72百万円の損失)。同日、通期の売上高予想を150億42百万円から170億44百万円に引き上げたが、利益予想はソーシャルコマースへの先行投資を優先するとして据え置いた。
売上高
13,022百万円
+27.5%調整後EBITDA
270百万円
+120.3%営業利益
125百万円
前年同期△9百万円経常利益
112百万円
前年同期△32百万円親会社株主に帰属する四半期純利益赤字
△7百万円
前年同期△72百万円自己資本比率
22.6%
前期末27.4%ハイライト
- 売上高は13,022百万円(前年同期比+27.5%)、売上総利益は4,830百万円(+26.2%)。販管費は4,704百万円(+22.6%)に増えたが、営業利益は125百万円(前年同期は9百万円の損失)、調整後EBITDAは270百万円(+120.3%)。法人税等127百万円を計上し、親会社株主に帰属する四半期純損失は7百万円
- 協業ブランドパートナーは当期に始めた複数の新ブランドが大きく伸び、売上高9,627百万円(+37.9%)、売上総利益3,271百万円(+36.7%)
- Oneコマース(EC運営代行)はイベントや年末商戦で堅調に推移し、売上高2,418百万円(+14.6%)、売上総利益1,104百万円(+16.7%)。ストック率は92.3%。TikTok Shop関連支援とライブコマースの創出・関与GMVは12月単月で10億円を超え、過去最大となった
- 共創・自創バリューアップは、独占販売権を持つコスメブランドは計画どおりだったが、スノーアパレルを販売する子会社ビーランが競合や天候の影響で計画未達となり、売上高831百万円(△17.6%)。ECプラットフォーム(ライブコマース「Peace you LIVE」など)は売上高145百万円(+28.0%)
- 【修正】2月13日に通期予想を修正し、売上高を15,042百万円から17,044百万円(前期比+22.3%)に引き上げた。調整後EBITDA420百万円、営業利益254百万円、純利益152百万円は、ソーシャルコマースなど中長期の成長投資を優先するとして据え置いた。第3四半期累計の進捗率は売上高76.4%、営業利益49.2%(当社試算)で、予想達成には第4四半期に営業利益129百万円が必要な計算(当社試算)
- 財政状態は、総資産10,448百万円(前期末比+1,839百万円)、純資産2,370百万円、自己資本比率22.6%(前期末27.4%)。売掛金が2,148百万円、商品が1,105百万円増えた一方、現金及び預金は1,176百万円(前期末2,932百万円)に減った。短期借入金は1,000百万円
- 配当は無配を継続する予想
財政状態
総資産
10,448百万円
純資産
2,370百万円
自己資本比率
22.6%
現金及び預金
1,176百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 調整後EBITDA | 営業利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年3月期 通期予想(2月13日修正) | 17,044百万円(従来15,042百万円)+22.3% | 420百万円(据え置き)+64.2% | 254百万円(据え置き)+242.4% | 152百万円(据え置き)前期△98百万円 |
注目ポイント
ブランドと組んで商品を販売する協業ブランドパートナーが4割近く伸び、売上は3割近い増収となった。本業の利益も黒字に転じたが、税金費用の負担で最終損益はわずかに赤字が残った。
会社は売上高の予想を20億円引き上げた一方、利益予想は据え置いた。TikTok Shopを軸とするソーシャルコマースを次の成長事業と位置づけ、体制づくりやクリエイター支援への先行投資を優先するためだ。12月にはTikTok Shop関連の月間流通総額が10億円を超えるなど、立ち上がりは計画を上回っている。
懸念は財務面だ。協業販売の拡大で売掛金と在庫が大きく膨らみ、手元の現金は前期末の半分以下に減った。自己資本比率も22%台まで下がっている。売上の伸びを利益と資金の回収にどうつなげるかが、第4四半期以降の焦点になる。