7694東証グロースEC事業総合支援(EC運営代行「Oneコマース」、ブランドとの協業販売「協業ブランドパートナー」、TikTok Shop等のソーシャルコマース支援)、D2C、ECプラットフォーム運営
黒字転換
2027年3月期 第1四半期 決算サマリー
サマリー
ブランド・メーカーのEC事業を支援する、いつも(連結)の2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)は、前期に始めた協業ブランドが伸び、売上高が前年同期比45.9%増の47億92百万円となった。営業利益は30百万円(前年同期は80百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1百万円(前年同期は88百万円の損失)と黒字に転じた。会社は計画どおりの推移として、通期予想(売上高205億60百万円、営業利益3億26百万円)を据え置いた。
売上高
4,792百万円
+45.9%調整後EBITDA
81百万円
前年同期△35百万円営業利益
30百万円
前年同期△80百万円経常利益
32百万円
前年同期△92百万円親会社株主に帰属する四半期純利益
1百万円
前年同期△88百万円協業ブランドパートナー 売上総利益
1,422百万円
+84.0%ハイライト
- 売上高は4,792百万円(前年同期比+45.9%)、売上総利益は1,809百万円(+48.7%)。販管費は1,779百万円(+37.1%)に増えたが、営業利益は30百万円(前年同期は80百万円の損失)、調整後EBITDAは81百万円と黒字化した
- 協業ブランドパートナーは前期までにローンチした新規ブランドの成長とTikTok Shop領域の物流支援の拡大で、売上高3,865百万円(+61.9%)、売上総利益1,422百万円(+84.0%)
- Oneコマースは売上高778百万円(+14.5%)だったが、子会社の整理と顧客ポートフォリオの組み替えで売上総利益は315百万円(△5.3%)と一時的に減った。平均顧客単価は前年同期比155%、ストック率は96.0%
- 共創・自創バリューアップは売上高100百万円(△40.8%)。子会社エンブルーム(旧ビーラン)は需要変動で減収だったが、過剰在庫の抑制と固定費削減で赤字幅が縮小した。ECプラットフォームは売上高47百万円(△0.3%)
- 決算説明資料によると、AI活用と組織のスリム化で直接部門の人数を14%減らし、1人当たり生産性(売上総利益÷直接部門人数)はグループ全体で前年同期比+72%となった
- 財政状態は、総資産10,099百万円(前期末比+541百万円)、純資産2,543百万円、自己資本比率25.0%(前期末26.4%)。現金及び預金は1,142百万円(前期末928百万円)に増え、商品は2,919百万円(前期末3,030百万円)に減った
- 通期予想は変更なし。売上高20,560百万円(+15.0%)、営業利益326百万円(+21.0%)、純利益188百万円(+19.6%)。第1四半期の進捗率は売上高23.3%、営業利益9.2%(当社試算)。配当は無配の予想
財政状態
総資産
10,099百万円
純資産
2,543百万円
自己資本比率
25.0%
現金及び預金
1,142百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 調整後EBITDA | 営業利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年3月期 通期予想(変更なし) | 20,560百万円(進捗23.3%)+15.0% | 507百万円+9.6% | 326百万円(進捗9.2%)+21.0% | 188百万円+19.6% |
注目ポイント
前期に立ち上げた協業ブランドが本格的に伸び、売上は46%増、売上総利益は5割近く増えた。例年赤字になりやすい第1四半期で営業黒字を確保できたのは、協業ブランドパートナーの利益が8割以上増えたことが大きい。
会社が強調するのは生産性の改善だ。AIの活用と組織のスリム化で直接部門の人数を減らしながら売上総利益を伸ばし、1人当たりの生産性は7割以上高まった。前期に課題だった子会社の赤字も縮小しつつある。
一方で、営業利益の進捗は通期予想の1割に満たない(当社試算)。前期も利益は下期に偏っており、年末商戦などを控える下期にどれだけ利益を積み上げられるかがカギになる。前期に大きく膨らんだ在庫は第1四半期にやや減っており、資金効率の改善が続くかも注目点だ。