8041東証スタンダード水産物荷受事業(中央卸売市場の荷受)、市場外水産物卸売事業、養殖事業(ブリなど)、食品加工事業
2027年3月期 第1四半期 決算サマリー
サマリー
水産物卸のOUGホールディングス(連結)の2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)は、鮮魚を中心とした販売単価の上昇で売上高が前年同期比6.7%増の881億98百万円となった。一方、商品調達コストの上昇で荷受・卸売事業の売上総利益率が下がり、営業利益は同8.2%減の11億21百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同12.2%減の8億63百万円。養殖事業はブリの単価下落の中でも高値圏を保ち増益だった。通期予想は据え置いた。
売上高
88,198百万円
+6.7%営業利益
1,121百万円
△8.2%経常利益
1,320百万円
△8.2%親会社株主に帰属する四半期純利益
863百万円
△12.2%養殖事業 セグメント利益
440百万円
前年同期比178.0%自己資本比率
38.8%
前期末42.8%ハイライト
- 売上高は88,198百万円(前年同期比+6.7%)、売上総利益は7,936百万円(前年同期比101.6%)。営業利益は1,121百万円(△8.2%)、経常利益は1,320百万円(△8.2%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は863百万円(△12.2%)
- 水産物荷受事業は鮮魚を中心に販売単価が上昇し売上高55,186百万円(前年同期比107.8%)だが、商品調達コストの上昇で売上総利益率が下がり、セグメント利益は737百万円と減益
- 市場外水産物卸売事業は外食・宿泊需要で増収だったが、調達コストの上昇と物流費などの販管費増加で減益
- 養殖事業は主力のブリの販売単価が下落したものの高値圏を保ち、売上高2,436百万円(同103.4%)、セグメント利益440百万円(同178.0%)
- 財政状態は、総資産106,771百万円(前期末比+10,035百万円)、純資産41,413百万円、自己資本比率38.8%
- 通期予想は変更なし。売上高355,000百万円(△2.4%)、営業利益4,600百万円(△27.4%)、純利益3,200百万円(△40.5%)。第1四半期の進捗率は売上高24.8%、営業利益24.4%(当社試算)。配当は年172円の予想
財政状態
総資産
106,771百万円
純資産
41,413百万円
自己資本比率
38.8%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年3月期 通期予想(変更なし) | 355,000百万円(進捗24.8%)△2.4% | 4,600百万円(進捗24.4%)△27.4% | 4,800百万円△29.5% | 3,200百万円△40.5% |
注目ポイント
水産物の値上がりで売上は7%増えたが、仕入れ価格の上昇に販売価格が追いつかず、荷受と卸売の主力事業で利益率が下がった。養殖ブリは単価が下がり始めたものの高値圏を保ち、養殖事業の利益は前年同期の1.8倍になった。
通期では営業利益の3割近い減益を見込んでおり、第1四半期の進捗はほぼ計画どおりだ(当社試算)。前期に業績を押し上げたブリ相場が今後どこまで下がるかが、通期の着地を大きく左右する。
配当はDOEの引き上げで大幅に増やしており、減益予想の中でも増配を続ける計画だ。主力事業のコスト上昇をどこまで販売価格に転嫁できるかが焦点になる。