決算ノート
8923東証プライム不動産再生、不動産開発、賃貸、ファンド・コンサルティング、管理、ホテル

2026年11月期 第3四半期 決算サマリー顔マークの見方

サマリー

不動産会社のトーセイ(IFRS)の2026年11月期第3四半期累計(2025年12月〜2026年8月)は、中古ビルなどを改修して売る不動産再生事業が大きく伸び、売上高が前年同期比18.6%増の996億円、営業利益が12.7%増の234億円となった。国内の不動産投資額が過去最高となるなど、投資需要が堅調だった。通期予想を修正し、売上高は引き下げた一方、営業利益は250億円(前期比+12.2%)に引き上げた。期末配当予想も55円から58円に増やした。

売上高

99,604百万円

+18.6%

営業利益

23,445百万円

+12.7%

税引前利益

21,664百万円

+11.5%

親会社の所有者に帰属する四半期利益

14,817百万円

+5.5%

親会社所有者帰属持分比率

34.9%

前期末33.4%

ハイライト

  • 売上高は99,604百万円(前年同期比+18.6%)、営業利益は23,445百万円(+12.7%)、税引前利益は21,664百万円(+11.5%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は14,817百万円(+5.5%)
  • 不動産再生事業は売上高60,678百万円(+60.0%)、セグメント利益12,216百万円と大きく伸びた
  • 不動産開発事業は売上高13,362百万円(△38.9%)、セグメント利益3,020百万円
  • 不動産賃貸事業は売上高7,411百万円(+12.3%)、セグメント利益4,429百万円。ホテル事業は売上高5,725百万円(+9.1%)、セグメント利益1,869百万円
  • 2026年1〜6月の国内不動産投資額は3兆7,517億円(前年同期比+17%)と同期間で過去最高。一方、建築費は鉄筋コンクリート造で前年同期比17.4%上昇と高値圏にある
  • 1月14日公表の通期予想を修正した。売上高は前回予想比9,373百万円減の113,613百万円(前期比+20.0%)、営業利益は449百万円増の25,061百万円(+12.2%)、親会社の所有者に帰属する当期利益は749百万円増の15,906百万円(+7.8%)。ファンド事業の手数料増や賃料上昇を織り込んだ。中期経営計画の最終年度の目標も修正した
  • 期末配当予想を55円から58円に引き上げた(配当性向35.4%)。2025年12月1日付で1株を2株に分割しており、前期の100円は分割前の金額
  • 資産合計は321,918百万円、資本合計は112,473百万円、親会社所有者帰属持分比率は34.9%

財政状態

資産合計

321,918百万円

資本合計

112,473百万円

親会社所有者帰属持分比率

34.9%

次期業績予想

決算期売上高営業利益税引前利益親会社の所有者に帰属する当期利益
2026年11月期 通期予想(修正後、利益は上方修正)113,613百万円+20.0%25,061百万円+12.2%22,700百万円+10.0%15,906百万円+7.8%

注目ポイント

中古のオフィスビルやマンションを買い取り、改修して価値を高めて売る不動産再生事業が6割増収となり、全体をけん引した。国内の不動産投資額が過去最高を更新するなど、買い手の需要が強い。

一方、新築の開発事業は減収だった。建築費は鉄筋コンクリート造で前年より17%上がっており、開発の採算には逆風になっている。

会社は通期の売上予想を下げた一方で利益予想を引き上げ、期末配当も3円増やした。第3四半期までの営業利益は通期予想の94%(当社試算)に達している。金利の上昇が不動産の投資需要に与える影響が今後の焦点になる。

出典:トーセイ株式会社「2026年11月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)(2026年10月5日)」(2026年10月5日開示)

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