決算ノート
8931東証スタンダード分譲マンション販売(神戸・阪神間中心)、戸建て住宅、不動産賃貸

2027年2月期 中間期 決算サマリー顔マークの見方

サマリー

神戸を地盤とする分譲マンション会社、和田興産の2027年2月期中間期(2026年3〜8月)は、売上高が前年同期並みの221億円だったが、主力の分譲マンションの引き渡し戸数が減り、営業利益が前年同期比25.7%減の20億円、中間純利益が41.6%減の9億円となった。賃貸マンションなどの物件売却は大きく伸びた。契約済みで未引き渡しの戸数は724戸に増えている。通期予想と年67円の配当予想は据え置いた。

売上高

22,182百万円

△0.0%

営業利益

2,049百万円

△25.7%

経常利益

1,425百万円

△38.2%

中間純利益

962百万円

△41.6%

契約済未引渡戸数

724戸

前年同期比109.4%

自己資本比率

29.4%

前期末30.7%

ハイライト

  • 売上高は22,182百万円(前年同期比△0.0%)、営業利益は2,049百万円(△25.7%)、経常利益は1,425百万円(△38.2%)、中間純利益は962百万円(△41.6%)
  • 分譲マンション販売は売上高16,266百万円(前年同期比88.5%)、セグメント利益1,482百万円(同59.2%)。引渡戸数は277戸(同85.0%)、契約戸数は268戸(同89.0%)
  • 契約済未引渡戸数は724戸(前年同期比109.4%)。マンションは竣工後の引き渡し時に売上を計上するため、時期によって業績が偏る
  • その他不動産販売は賃貸マンションなど12物件を売却し、売上高3,321百万円(前年同期比214.9%)、セグメント利益551百万円(同207.8%)
  • 戸建て住宅販売は14戸を引き渡し、売上高788百万円、セグメント利益80百万円(前年同期は19百万円の損失)。不動産賃貸収入は1,679百万円(前年同期比101.6%)
  • 用地価格や建築コストの上昇、金利上昇による資金調達コストや購入意欲への影響を懸念している
  • 通期予想は据え置き。売上高46,000百万円(前期比+9.1%)、営業利益4,300百万円(△13.8%)、当期純利益2,100百万円(△20.0%)。配当は年67円(中間32円・期末35円)の予想で、前期は年72円
  • 総資産は120,139百万円、純資産は35,293百万円、自己資本比率は29.4%

財政状態

総資産

120,139百万円

純資産

35,293百万円

自己資本比率

29.4%

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益当期純利益
2027年2月期 通期予想(据え置き)46,000百万円+9.1%4,300百万円△13.8%3,000百万円△24.7%2,100百万円△20.0%

注目ポイント

主力の分譲マンションの引き渡しが減り、利益は大きく減った。マンションは完成して引き渡した時点で売上になるため、竣工の時期によって業績が振れやすい。賃貸物件の売却で売上は前年並みを保ったが、利益の減少は補えなかった。

一方で、契約済みでまだ引き渡していない戸数は前年より1割近く多く、今後の売上の手当ては進んでいる。

通期も減益を見込み、配当も減る予想だ。建築費と金利の上昇が続くなかで、販売価格と採算をどう保つかが焦点になる。

出典:和田興産株式会社「2027年2月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)(2026年10月2日)」(2026年10月2日開示)

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