9557東証月額制ファッションレンタル「airCloset」、家具・家電レンタルモール、循環型物流の受託
2026年6月期 第2四半期(中間期) 決算サマリー
サマリー
月額制ファッションレンタル「airCloset」を運営するエアークローゼット(単体)の2026年6月期中間期(2025年7〜12月)は、月額会員数の増加で売上高が前年同期比6.5%増の25億82百万円となった。一方、認知度拡大に向けた広告宣伝への大きな投資などで販管費が増え、営業損益は2億44百万円の赤字(前年同期は1億24百万円の黒字)、中間純損失は2億43百万円となった。自己資本比率は10.8%に低下した。通期は営業利益81百万円の予想を据え置いた。
売上高
2,582百万円
+6.5%営業利益赤字
△244百万円
前年同期は124百万円の利益経常利益赤字
△249百万円
前年同期は114百万円の利益中間純利益赤字
△243百万円
前年同期は114百万円の利益EBITDA
279百万円
△47.1%自己資本比率
10.8%
前期末19.6%ハイライト
- 売上高は2,582百万円(前年同期比+6.5%)。売上総利益率は45.4%(前年同期49.7%、当社試算)に下がり、販管費が1,415百万円(+31.0%、当社試算)に増えて、営業損失は244百万円(前年同期は124百万円の利益)。経常損失は249百万円、中間純損失は243百万円(1株当たり△29.43円)。会社が示すEBITDAは279百万円(△47.1%)
- 主力のairCloset事業は既存会員の継続率が順調で、月額会員数は増え続けている。秋に広告宣伝を強化したが、短期的な会員獲得効率は想定を下回った。第2四半期は認知度拡大に大きく投資し、四半期として過去最高の新規月額会員登録数となった
- 結婚式などで着るドレスの都度課金レンタル「airCloset Dress」を、2025年10月からブラックフォーマルやアウターにも広げ「airCloset Spot Rental」とした。循環型物流の企業向け受託(レンタル受託2件、傷物商品の再商品化2件)も進めている
- 財政状態は、総資産2,771百万円(前期末比+18百万円)、純資産308百万円(△245百万円)、自己資本比率10.8%(前期末19.6%)。現金及び預金が421百万円減り、レンタル用資産と建物が増えた
- 通期予想(2025年8月14日公表)は修正なし。売上高5,716百万円(+15.3%)、営業利益81百万円(△20.9%)、経常利益46百万円(△47.1%)、純利益42百万円(+79.3%)。中間期の売上高進捗は45.2%(当社試算)
- 【要確認】上期の営業損失244百万円に対し、通期の営業黒字予想の達成には下期に約325百万円の営業利益が必要となる(当社試算)。下期の改善の具体的な見通しは短信に説明がない
- 配当は無配を予想。パーソナルスタイリング事業の単一セグメント
財政状態
総資産
2,771百万円
純資産
308百万円
自己資本比率
10.8%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年6月期 通期予想(修正なし) | 5,716百万円(進捗45.2%)+15.3% | 81百万円△20.9% | 46百万円△47.1% | 42百万円+79.3% |
注目ポイント
月額制の洋服レンタルを手がける同社は、上期に営業赤字へ転落した。会員数は伸びて売上は6%増えたが、認知度を高めるための広告宣伝に大きく投資し、販管費が3割増えた。秋の広告強化では、短期的な会員獲得の効率が想定を下回ったという。
それでも第2四半期の新規月額会員の登録数は四半期として過去最高となり、既存会員の継続率も順調だとしている。広告投資を下期の会員数と売上の伸びにどうつなげるかが問われる。
会社は通期の営業黒字予想を据え置いたが、達成には下期に3億円強の営業利益が必要になる(当社試算)。純資産は3億円まで減り、自己資本比率は1割強に下がっている点にも注意が必要だ。