決算ノート
9565東証eスポーツ(イベント運営・キャスティングなどのエージェンシー)
黒字転換

2026年6月期 第2四半期(中間期) 決算サマリー

サマリー

eスポーツのイベント運営などを手がけるGLOE(連結)の2026年6月期中間期(2025年11月〜2026年4月)は、主力のeスポーツ・イベントサービスが受注拡大やVTuber事務所・自治体向けの伸びで39.9%増収となり、売上高が前年同期比41.9%増の15億44百万円と中間期として過去最高になった。営業利益は63百万円(前年同期は85百万円の損失)と黒字に転じ、親会社株主に帰属する中間純利益は16百万円。決算期変更に伴う8か月決算の予想(営業損失1億12百万円)は据え置いた。

売上高

1,544百万円

+41.9%

営業利益黒字転換

63百万円

前年同期は85百万円の損失

経常利益黒字転換

64百万円

前年同期は85百万円の損失

親会社株主に帰属する中間純利益黒字転換

16百万円

前年同期は86百万円の損失

売上総利益率

28.6%

前年同期28.1%(当社試算)

自己資本比率

34.7%

前期末29.7%

ハイライト

  • 売上高は1,544百万円(前年同期比+41.9%)で中間期として過去最高。販管費は379百万円と前年同期並みで、営業利益は63百万円(前年同期は85百万円の損失)、経常利益は64百万円。法人税等38百万円などを差し引き、親会社株主に帰属する中間純利益は16百万円(1株当たり6.04円)
  • 「eスポーツ・イベントサービス」は重点取引先との関係強化と新規顧客の獲得に加え、VTuber事務所や自治体など国内ゲーム開発会社以外の売上が増え、売上高が39.9%増えた。「エージェンシーサービス」は前年の大型案件の反動を、コミュニティ運営などの継続型サービスとライブ配信広告プラットフォーム『SCOP』正式版の収益で補い、22.5%増収
  • 決算期を10月末から6月末に変更したため、2026年6月期は2025年11月〜2026年6月の8か月決算となる
  • 財政状態は、総資産1,435百万円(前期末比△178百万円)、純資産528百万円、自己資本比率34.7%(前期末29.7%)。現金及び預金は89百万円増えた
  • 8か月決算の予想(2026年2月9日公表)は修正なし。売上高1,904百万円、営業損失112百万円、経常損失116百万円、純損失131百万円。中間期の売上高進捗は81.1%(当社試算)
  • 【要確認】予想どおりなら、残る2か月(2026年5〜6月)で約175百万円の営業損失を計上する計算となる(当社試算)。会社は利益面で想定を上回る進捗としているが、予想を据え置いた理由や下期の費用見通しは短信に説明がない
  • 配当は無配を予想。eスポーツ事業の単一セグメント

財政状態

総資産

1,435百万円

純資産

528百万円

自己資本比率

34.7%

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2026年6月期 通期予想(8か月決算・修正なし)1,904百万円(進捗81.1%)△112百万円△116百万円△131百万円

注目ポイント

eスポーツのイベント運営を主力とする同社は、上期の売上高が4割以上伸びて過去最高となり、営業損益も黒字に転じた。ゲーム会社以外にも、VTuber事務所や自治体からの受注が広がっている。

一方で、8か月の変則決算となる今期の予想は1億円強の営業赤字のまま据え置かれた。予想どおりなら5〜6月の2か月だけで1億7千万円程度の営業赤字を出す計算になる(当社試算)。会社は利益面で想定を上回っているとしており、予想を変えない理由は短信からは読み取れない。

決算期末となる6月までの着地と、予想の見直しの有無が注目点となる。

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出典:GLOE株式会社「2026年6月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年6月12日開示)

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