決算ノート
1716東証スタンダード切断・穿孔工事(コンクリート構造物のウォールソー・ワイヤーソー切断、コア穿孔、ウォータージェット工法など)、ビルメンテナンス

2026年6月期 第1四半期 決算サマリー

サマリー

コンクリートの切断・穿孔工事を手がける第一カッター興業(連結)の2026年6月期第1四半期(2025年7〜9月)は、売上高が前年同期比0.2%増の54億75百万円とほぼ横ばいだった。外注加工費の減少で採算が改善し、営業利益は同16.3%増の7億55百万円。投資有価証券売却益2億30百万円を特別利益に計上し、親会社株主に帰属する四半期純利益は同76.3%増の7億25百万円となった。通期予想は据え置いた。

売上高

5,475百万円

+0.2%

営業利益

755百万円

+16.3%

経常利益

815百万円

+22.2%

親会社株主に帰属する四半期純利益

725百万円

+76.3%

切断・穿孔工事事業 セグメント利益

1,032百万円

+9.0%

自己資本比率

83.7%

前期末86.4%

ハイライト

  • 売上高(完成工事高)は5,475百万円(前年同期比+0.2%)。完成工事総利益は1,853百万円で、総利益率は33.9%(前年同期30.6%、当社試算)に上昇した。販管費は1,098百万円(+7.7%、当社試算)に増えたが、営業利益は755百万円(+16.3%)
  • 持分法による投資利益40百万円(前年同期11百万円)などで経常利益は815百万円(+22.2%)。投資有価証券売却益230百万円を特別利益に計上し、親会社株主に帰属する四半期純利益は725百万円(+76.3%)、1株当たり64.48円
  • 切断・穿孔工事事業は、主に高速道路リニューアル工事の受注が前年同期より減り、完成工事高5,315百万円(△0.1%)。外注加工費などの減少でセグメント利益は1,032百万円(+9.0%)
  • ビルメンテナンス事業は首都圏で大手デベロッパーの新規案件開拓を進め、完成工事高159百万円(+11.6%)。人件費などの増加でセグメント利益は15百万円(△0.5%)
  • 財政状態は、総資産23,098百万円(前期末比+851百万円)、純資産19,457百万円、自己資本比率83.7%(前期末86.4%)。受取手形・完成工事未収入金が増え、現金及び預金は9,527百万円(前期末9,929百万円)。土地が2,831百万円(前期末2,418百万円)に増えた
  • 通期予想は2025年8月14日公表から変更なし。売上高20,500百万円(+1.3%)、営業利益1,800百万円(+9.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,290百万円(△2.8%)。第1四半期の進捗率は売上高26.7%、営業利益41.9%、純利益56.2%(当社試算)
  • 配当は期末40円(前期40円)の予想で修正なし

財政状態

総資産

23,098百万円

純資産

19,457百万円

自己資本比率

83.7%

現金及び預金

9,527百万円

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2026年6月期 通期予想(変更なし)20,500百万円+1.3%1,800百万円+9.3%1,900百万円+6.0%1,290百万円△2.8%

注目ポイント

売上高は前年並みだったが、外注加工費の減少で工事の採算が改善し、営業利益は16%増えた。主力の切断・穿孔工事では高速道路のリニューアル工事の受注が前年同期を下回っており、利益の伸びは売上の拡大ではなく採算の改善によるものだ。

純利益が76%増と大きく伸びたのは、投資有価証券の売却益2億30百万円という一時的な利益が加わったためである。この売却益を除いて見ると、本業の伸びは営業利益の16%程度と考えるのが妥当だ。

第1四半期で営業利益は通期予想の4割強、純利益は5割強に達した(当社試算)。会社は予想を据え置いているが、高速道路の補修需要が今後の四半期で回復するかと、人件費などのコスト上昇を工事価格に転嫁できるかが、通期の着地を左右する。

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出典:第一カッター興業株式会社「2026年6月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」(2025年11月14日開示)

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