決算ノート
1716東証スタンダード切断・穿孔工事(コンクリート構造物のウォールソー・ワイヤーソー切断、コア穿孔、ウォータージェット工法など)、ビルメンテナンス

2026年6月期 第3四半期 決算サマリー

サマリー

コンクリートの切断・穿孔工事を手がける第一カッター興業(連結)の2026年6月期第3四半期累計(2025年7月〜2026年3月)は、高速道路関係と民間工事が堅調で売上高が前年同期比3.0%増の156億48百万円、営業利益は同28.6%増の17億74百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は同49.4%増の15億29百万円。営業利益は2月に上方修正した通期予想(19億25百万円)の92.2%に達したが(当社試算)、会社は予想を据え置いた。

売上高

15,648百万円

+3.0%

営業利益

1,774百万円

+28.6%

経常利益

1,967百万円

+32.5%

親会社株主に帰属する四半期純利益

1,529百万円

+49.4%

切断・穿孔工事事業 セグメント利益

2,625百万円

+17.8%

自己資本比率

85.5%

前期末86.4%

ハイライト

  • 売上高(完成工事高)は15,648百万円(前年同期比+3.0%)。完成工事総利益は5,047百万円で、総利益率は32.3%(前年同期29.1%、当社試算)。販管費3,273百万円(+7.5%、当社試算)を吸収し、営業利益は1,774百万円(+28.6%)
  • 持分法による投資利益107百万円(前年同期64百万円)などで経常利益は1,967百万円(+32.5%)。投資有価証券売却益336百万円(前年同期100百万円)を計上し、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,529百万円(+49.4%)、1株当たり136.00円
  • 切断・穿孔工事事業は高速道路関係の工事と民間工事を中心に堅調で、完成工事高15,162百万円(+2.9%)。外注加工費などの経費抑制も効き、セグメント利益は2,625百万円(+17.8%)
  • ビルメンテナンス事業は完成工事高486百万円(+5.2%)。体制強化に伴う管理費の増加でセグメント利益は38百万円(△24.2%)
  • 第3四半期(1〜3月)単独の営業利益は379百万円(当社試算)
  • 財政状態は、総資産23,498百万円(前期末比+1,251百万円)、純資産20,219百万円、自己資本比率85.5%。現金及び預金は10,797百万円(前期末9,929百万円)、土地は3,101百万円(前期末2,418百万円)
  • 通期予想は2026年2月13日の上方修正から変更なし(売上高20,500百万円、営業利益1,925百万円、純利益1,643百万円)。進捗率は売上高76.3%、営業利益92.2%、純利益93.1%(当社試算)。予想どおりなら第4四半期の営業利益は151百万円となる計算(当社試算)
  • 配当は期末40円(前期40円)の予想

財政状態

総資産

23,498百万円

純資産

20,219百万円

自己資本比率

85.5%

現金及び預金

10,797百万円

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2026年6月期 通期予想(変更なし)20,500百万円(進捗76.3%)+1.3%1,925百万円(進捗92.2%)+16.9%2,055百万円(進捗95.7%)+14.7%1,643百万円(進捗93.1%)+23.8%

注目ポイント

高速道路関係と民間の工事が堅調で、売上高は3%増えた。外注加工費などの経費を抑えたことで工事の採算が改善し、営業利益は29%増と売上の伸びを大きく上回った。

第3四半期までで営業利益は通期予想の9割を超えている(当社試算)。会社は2月に上方修正した予想を据え置いており、予想どおりなら第4四半期の営業利益は1億51百万円にとどまる計算になる。前期の第4四半期と比べても低い水準で(当社試算)、会社の予想は慎重な前提に立っているように見える。

手元の現金及び預金は108億円に積み上がり、自己資本比率は85%と高い。土地の取得など設備投資も進めている。通期の着地が予想を上回るかと、次の期に採算の改善を続けられるかが注目点になる。

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出典:第一カッター興業株式会社「2026年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年5月15日開示)

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