3612東証プライムアパレル・雑貨などのB2C事業、生産・販売プラットフォームなどのB2B事業
2027年2月期 中間期 決算サマリー顔マークの見方
サマリー
アパレル大手のワールド(IFRS)の2027年2月期中間期(2026年3〜8月)は、新たに連結したライトオンなどの寄与で売上収益が前年同期比4.1%増の1,424億円となった。主力のアパレルブランドは6月を中心に夏物販売が振るわず、事業利益は0.3%増の83億円とほぼ横ばい。親会社の所有者に帰属する中間利益は、子会社の完全子会社化や税負担の減少で4.2%増の58億円だった。通期予想(事業利益185億円、+12.3%)と配当予想は据え置いた。
売上収益
142,489百万円
+4.1%事業利益
8,358百万円
+0.3%営業利益
8,409百万円
+1.2%親会社の所有者に帰属する中間利益
5,877百万円
+4.2%財務・税引前利益
8,395百万円
△10.6%親会社所有者帰属持分比率
37.3%
前期末33.8%ハイライト
- 売上収益は142,489百万円(前年同期比+4.1%)、事業利益は8,358百万円(+0.3%)、営業利益は8,409百万円(+1.2%)、財務・税引前利益は8,395百万円(△10.6%)、親会社の所有者に帰属する中間利益は5,877百万円(+4.2%)
- B2C事業は売上収益108,403百万円(+8.2%)。新たに連結したライトオンとワールドスタイルレーベルズが寄与し、リユースなどのサーキュラーも伸びた。事業利益は前年並みにとどまった
- アパレルブランドは、6月を中心とした夏物販売の不振が、定価販売の強化やコスト構造改革の効果を打ち消した
- B2B事業は売上収益49,845百万円(+3.3%)で増益。エムシーファッションとその中国子会社の外部向け販売が利益をけん引した
- 財務・税引前利益の減少は、前年同期にライトオンに関するオプション価値の評価益を一時的に計上した反動による
- 中間利益は、ナルミヤ・インターナショナルやライトオンの完全子会社化で非支配持分への利益流出がなくなったことや、グループ内再編に伴う法人所得税の減少で増益となった
- 通期予想は据え置き。売上収益300,000百万円(前期比+5.6%)、事業利益18,500百万円(+12.3%)、親会社の所有者に帰属する当期利益12,600百万円(+4.9%)
- 2026年3月1日付で1株を2株に分割した。配当は年67円(中間31円・期末36円)の予想で、前期は分割前の基準で年109円。当期からセグメントをB2C・B2Bに変更し、IFRS第18号を早期適用している
財政状態
資産合計
267,228百万円
資本合計
100,205百万円
親会社所有者帰属持分比率
37.3%
次期業績予想
| 決算期 | 売上収益 | 事業利益 | 営業利益 | 親会社の所有者に帰属する当期利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年2月期 通期予想(据え置き) | 300,000百万円+5.6% | 18,500百万円+12.3% | 17,500百万円+11.5% | 12,600百万円+4.9% |
注目ポイント
売上は買収したライトオンなどが加わって伸びたが、本業の利益を示す事業利益はほぼ横ばいだった。主力のアパレルブランドで夏物の販売が振るわず、値引きを抑える取り組みやコスト削減の効果を打ち消した。
一方、古着などのリユース事業や、他社向けに生産・販売を請け負うB2B事業は伸びている。会社は、アパレルブランドだけに頼らない事業構造への転換を進めている。
通期では事業利益12%増の予想を据え置いた。中間期が横ばいだったため、秋冬物の販売でどこまで取り戻せるかが焦点になる。