決算ノート
378A東証グロース広告(繁華街のデジタル屋外広告媒体など)
増収増益

2026年6月期 通期 決算サマリー

サマリー

繁華街の大型ビジョンなど屋外広告媒体を運営するヒット(連結)の2026年6月期(2025年7月〜2026年6月)は、南青山の新ビジョン稼働など自社デジタル媒体の獲得と繁華街デジタル媒体の好調な稼働で、売上高が前期比16.7%増の51億59百万円となった。売上原価が増えて売上総利益率は下がり、営業利益は同3.4%増の14億33百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同8.7%増の9億84百万円。営業利益は第3四半期時点の通期予想(15億31百万円)を下回った(当社試算)。今期は売上高59億円(+14.4%)、営業利益15億円(+4.6%)を見込む。

売上高

5,159百万円

+16.7%

営業利益

1,433百万円

+3.4%

経常利益

1,437百万円

+5.1%

親会社株主に帰属する当期純利益

984百万円

+8.7%

売上総利益率

58.4%

前期62.2%(当社試算)

自己資本比率

68.1%

前期末52.4%

ハイライト

  • 売上高は5,159百万円(前期比+16.7%)、売上総利益は3,015百万円(+9.7%)、売上総利益率は58.4%(前期62.2%、当社試算)。営業利益は1,433百万円(+3.4%)で営業利益率27.8%(前期31.4%)。経常利益は1,437百万円(+5.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益は984百万円(+8.7%)、1株当たり70.42円(株式分割考慮後)、ROE21.5%
  • 2025年11月に「南青山骨董通りヒットビジョン」の稼働を始め、2026年4月から「コクミン心斎橋ヒットビジョン」の運営を受託するなど、自社デジタル媒体の新規獲得に注力した。会社は既存媒体を含む繁華街デジタル媒体の稼働が好調だったとしている。広告事業の単一セグメント
  • 第3四半期決算時点の通期予想(売上高5,100百万円、営業利益1,531百万円、純利益923百万円)に対し、売上高と純利益は上回ったが、営業利益は93.6%、経常利益は94.4%の達成にとどまった(当社試算)
  • 財政状態は、総資産8,485百万円(前期末比+2,024百万円)、純資産5,781百万円、自己資本比率68.1%(前期末52.4%)。2025年7月の東証グロース上場に伴う株式の発行で1,259百万円、新株予約権の行使で234百万円を調達し、長期借入金463百万円を返済した。営業CFは1,220百万円の収入、現金及び現金同等物は2,839百万円
  • 2027年6月期の予想は売上高5,900百万円(+14.4%)、営業利益1,500百万円(+4.6%)、経常利益1,529百万円(+6.4%)、純利益1,000百万円(+1.7%)。重要指標とするデジタル媒体の満稿額(全枠が売れた場合の広告売上)の拡大に向け、新規デジタル媒体の獲得に注力し、媒体設備と人的資本への投資を並行して進めるとしている
  • 2026年7月1日付で1株を2株に株式分割した。年間配当は40円(分割考慮後20円、前期は同8.75円)で、今期は21円(分割後)を予想。配当性向は30.0%を見込む

財政状態

総資産

8,485百万円

純資産

5,781百万円

自己資本比率

68.1%

現金及び現金同等物

2,839百万円

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2027年6月期 通期予想5,900百万円+14.4%1,500百万円+4.6%1,529百万円+6.4%1,000百万円+1.7%

注目ポイント

繁華街の大型ビジョンなど屋外広告を手がける同社は、上場1年目の決算で売上高が2割近く伸びた。南青山や心斎橋で新たなデジタル媒体を加え、既存の媒体も広告の入りが好調だった。

一方で、媒体を増やしたことで原価もかさみ、粗利率は4ポイント近く下がった。営業利益の伸びは3%台にとどまり、第3四半期時点の通期予想にも届かなかった(当社試算)。

今期も売上高14%増に対し営業利益は5%弱の増加と、媒体と人材への投資を優先する計画だ。新しい媒体がどこまで広告で埋まり、利益率を押し上げられるかが、成長の質を見るポイントとなる。

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出典:株式会社ヒット「2026年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」(2026年8月14日開示)

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