4046東証プライム基礎化学品(クロール・アルカリ等)、機能化学品(合成ゴム・樹脂)、ヘルスケア(医薬品精製材料等)
2027年3月期 第1四半期 決算サマリー顔マークの見方
サマリー
化学メーカーの大阪ソーダの2027年3月期第1四半期(4〜6月)は、糖尿病・肥満治療薬向けの医薬品精製材料などヘルスケアが43.3%伸び、価格改定や販売数量の増加もあって、売上高が前年同期比18.4%増の287億円、営業利益が58.3%増の62億円と、いずれも第1四半期として過去最高を更新した。中間期・通期の業績予想と配当予想を修正し、通期の営業利益を205億円(前期比+16.2%)、配当を年30円とした。
売上高
28,749百万円
+18.4%営業利益
6,235百万円
+58.3%経常利益
7,058百万円
+58.8%親会社株主に帰属する四半期純利益
4,947百万円
+62.3%自己資本比率
76.3%
前期末76.2%ハイライト
- 売上高は28,749百万円(前年同期比+18.4%)、営業利益は6,235百万円(+58.3%)、経常利益は7,058百万円(+58.8%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,947百万円(+62.3%)。売上高と各段階利益は第1四半期として過去最高
- ヘルスケアは売上高4,380百万円(+43.3%)。糖尿病治療薬や肥満治療薬向けの医薬品精製材料の需要が拡大し、2028年2月までに生産能力を約2倍に引き上げる
- 基礎化学品は販売数量の増加と価格改定で売上高11,273百万円(+17.4%)
- 機能化学品は売上高8,276百万円(+17.5%)。インド向けのアクリルゴムや中国向けのエピクロルヒドリンゴム、ダップ樹脂が伸びた。中国では顧客の在庫積み増しの影響もあった
- 中東情勢の影響に対しては、原材料の確保と、原燃料価格の上昇に合わせた製品の価格改定で対応している
- 中間期・通期の業績予想を修正した。通期は売上高108,000百万円(前期比+8.0%)、営業利益20,500百万円(+16.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益14,800百万円(△4.3%)
- 配当予想を修正し、年30円(中間15円・期末15円)とした。前期は年28円
- 総資産は170,999百万円、純資産は130,448百万円、自己資本比率は76.3%
財政状態
総資産
170,999百万円
純資産
130,448百万円
自己資本比率
76.3%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 | 親会社株主に帰属する中間純利益 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2027年3月期 通期予想(修正後) | 108,000百万円+8.0% | 20,500百万円+16.2% | 22,100百万円+12.7% | 14,800百万円△4.3% | — |
| 2027年3月期 中間期予想(修正後) | 54,000百万円+10.6% | 10,300百万円+27.0% | 11,200百万円+25.7% | — | 7,600百万円+12.5% |
注目ポイント
第1四半期は売上・利益とも過去最高を更新した。成長のけん引役は、糖尿病や肥満の治療薬の製造に使う医薬品精製材料で、世界的な肥満症治療薬の需要拡大を背景に4割を超える伸びとなった。会社は生産能力を2年弱で倍増させる計画を進めている。
基礎化学品や合成ゴムも、販売数量の増加と値上げで増収となった。ただし、中国では顧客が在庫を積み増した影響もあり、一時的な需要が含まれている可能性がある。
会社は業績予想と配当予想を見直し、通期で16%の営業増益を見込む。医薬品向け材料の成長が続くかが、今後の評価を左右しそうだ。