決算ノート
6474東証プライム機械工具(工具・工作機械・ロボット)、部品(ベアリング・油圧機器)、特殊鋼

2026年11月期 第3四半期 決算サマリー顔マークの見方

サマリー

総合機械メーカーの不二越の2026年11月期第3四半期累計(2025年12月〜2026年8月)は、欧米・中国の建設機械向けや米州の産業機械向けの需要が回復し、売上高が前年同期比10.4%増の1,923億円となった。構造改革による固定費の削減や価格転嫁も進み、営業利益は72.8%増の114億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は82.1%増の66億円。通期予想(営業利益153億円、+56.6%)と期末110円の配当予想は据え置いた。

売上高

192,326百万円

+10.4%

営業利益

11,457百万円

+72.8%

経常利益

10,873百万円

+111.5%

親会社株主に帰属する四半期純利益

6,629百万円

+82.1%

自己資本比率

52.1%

前期末51.5%

ハイライト

  • 売上高は192,326百万円(前年同期比+10.4%)、営業利益は11,457百万円(+72.8%)、経常利益は10,873百万円(+111.5%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は6,629百万円(+82.1%)
  • 国内売上高は90,763百万円(+5.8%)、海外売上高は101,562百万円(+14.9%)。欧米・中国の建設機械分野やアセアンの市販分野が回復し、米州の産業機械分野も伸びた
  • 構造改革による固定費の削減、原材料価格上昇分の価格転嫁、生産ラインの自動化・合理化、調達コストの削減で利益が改善した
  • 部品事業は建設機械向け油圧機器やベアリングの回復で売上高117,077百万円(+7.9%)、営業利益5,950百万円(+60.8%)
  • 機械工具事業は工具やロボットの需要増で売上高60,604百万円(+11.1%)、営業利益3,810百万円(+52.6%)。その他の事業は特殊鋼が伸び、営業利益1,637百万円(+305.8%)
  • 構造改革費用896百万円を特別損失に計上した
  • 通期予想は据え置き。売上高255,000百万円(前期比+8.1%)、営業利益15,300百万円(+56.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益7,500百万円(+42.8%)
  • 配当は期末110円の予想(前期100円)。総資産は348,750百万円、自己資本比率は52.1%

財政状態

総資産

348,750百万円

純資産

185,470百万円

自己資本比率

52.1%

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2026年11月期 通期予想(据え置き)255,000百万円+8.1%15,300百万円+56.6%13,300百万円+58.9%7,500百万円+42.8%

注目ポイント

建設機械向けの油圧機器やベアリングの需要が欧米・中国で持ち直し、売上は1割増えた。それ以上に利益が伸びたのは、人員や設備の見直しなどの構造改革で固定費を減らし、原材料の値上がりを価格に転嫁できたためだ。

全ての事業で5割以上の営業増益となっており、改善は一部の事業に偏っていない。

第3四半期までの営業利益は通期予想の75%(当社試算)で、計画どおりに進んでいる。中東情勢や米国の通商政策など外部環境が不透明ななかで、需要の回復が続くかが焦点になる。

出典:株式会社不二越「2026年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年10月5日)」(2026年10月5日開示)

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