7751東証プライムプリンティング、メディカル、イメージング、インダストリアル
2026年12月期 中間期 決算サマリー顔マークの見方
サマリー
キヤノン(米国会計基準)の2026年12月期中間期(1〜6月)は、ネットワークカメラやカメラなどのイメージング事業が大きく伸び、売上高が前年同期比3.5%増の2兆2,745億円、営業利益が7.6%増の2,305億円となった。当社株主に帰属する中間純利益は9.8%増の1,711億円。一方、インダストリアル事業とメディカル事業は減益だった。通期予想は修正し、売上高3.8%増の4兆8,000億円、営業利益2.1%増の4,650億円を見込む。配当は年160円の予想を据え置いた。
売上高
2,274,542百万円
+3.5%営業利益
230,595百万円
+7.6%税引前中間純利益
252,074百万円
+13.4%当社株主に帰属する中間純利益
171,184百万円
+9.8%1株当たり中間純利益
197.51円
+16.8%株主資本比率
54.6%
前期末56.9%ハイライト
- 売上高は2,274,542百万円(前年同期比+3.5%)、営業利益は230,595百万円(+7.6%)、税引前中間純利益は252,074百万円(+13.4%)、当社株主に帰属する中間純利益は171,184百万円(+9.8%)。売上総利益率は49.4%(前年同期47.1%)に上がった
- イメージングは売上高552,694百万円(+16.9%)、営業利益97,622百万円(+38.8%)と大きく伸び、研究開発費も35.0%増やした
- プリンティングは売上高1,239,879百万円(+1.5%)、営業利益157,525百万円(+5.0%)
- メディカルは売上高277,447百万円(△0.7%)、営業利益8,343百万円(△29.2%)。インダストリアルは売上高145,227百万円(△9.1%)、営業利益17,447百万円(△33.1%)
- 通期予想を修正し、売上高4,800,000百万円(前期比+3.8%)、営業利益465,000百万円(+2.1%)、当社株主に帰属する当期純利益340,000百万円(+2.4%)とした
- 配当は中間80円を実施し、年160円(期末80円)の予想は据え置いた。配当性向40%を目途に、配当金額を下げずに還元する方針
- 営業キャッシュ・フローは205,421百万円の収入(前年同期は158,892百万円)。自己株式の取得128,199百万円、非支配持分との取引86,292百万円を行い、短期借入金などを増やした
- 総資産は6,378,155百万円(前期末比+4.0%)、株主資本は3,483,846百万円、株主資本比率は54.6%(前期末56.9%)。棚卸資産は961,468百万円(前期末比+121,023百万円)に増えた
財政状態
総資産
6,378,155百万円
株主資本
3,483,846百万円
株主資本比率
54.6%
現金及び現金同等物
731,922百万円
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 税引前当期純利益 | 当社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年12月期 通期予想(修正後) | 4,800,000百万円+3.8% | 465,000百万円+2.1% | 492,000百万円+2.1% | 340,000百万円+2.4% |
注目ポイント
中間期はイメージング事業が売上で17%、営業利益で39%伸び、全体の増益をけん引した。売上総利益率も2ポイント余り上がり、研究開発費や販管費の増加をこなして増益を確保した。
一方、メディカルとインダストリアルはともに営業利益が約3割減り、事業ごとの明暗が分かれた。通期の営業利益予想は前期比2%増にとどまり、下期は中間期より伸びが鈍る見通しだ。
自己株式の取得を続けており、発行済株式数の減少で1株当たり中間純利益は17%伸びた。借入を増やしながらの株主還元が続くなか、下期にイメージング以外の事業が持ち直せるかが焦点になる。