決算ノート
9369東証スタンダード食品物流(共同物流・専用物流)、関連事業

2026年11月期 第3四半期 決算サマリー顔マークの見方

サマリー

キユーピー系の食品物流会社、キユーソー流通システムの2026年11月期第3四半期累計(2025年12月〜2026年8月)は、料金の適正化や既存取引の拡大で営業収益が前年同期比3.7%増の1,562億円となった。一方、運送・倉庫のコストや労務費、退職給付制度の導入に伴う費用が増え、営業利益は1.0%減の44億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は11.9%減の18億円だった。通期予想と年24円の配当予想は据え置いた。

営業収益

156,245百万円

+3.7%

営業利益

4,407百万円

△1.0%

経常利益

3,590百万円

△4.7%

親会社株主に帰属する四半期純利益

1,833百万円

△11.9%

自己資本比率

32.5%

前期末33.2%

ハイライト

  • 営業収益は156,245百万円(前年同期比+3.7%)、営業利益は4,407百万円(△1.0%)、経常利益は3,590百万円(△4.7%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,833百万円(△11.9%)
  • 共同物流事業は営業収益104,659百万円(+2.5%)、営業利益2,012百万円(△9.8%)。料金適正化で増収となったが、運送・倉庫のコストや労務費の増加が上回った
  • 専用物流事業は営業収益29,985百万円(+0.5%)、営業利益1,008百万円(△9.5%)。労務費の増加に加え、退職給付制度の導入に伴う費用を計上した
  • 関連事業は国内の施設工事やインドネシアでの取引拡大で営業収益21,601百万円(+15.5%)、営業利益1,363百万円(+26.3%)。インドのColdrush社の株式取得に伴う一時費用も計上した
  • 中長期の目標「グループビジョン2036」と、2028年11月期までの第8次中期経営計画を進めている
  • 通期予想は据え置き。営業収益205,000百万円(前期比+1.2%)、営業利益5,700百万円(+1.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,100百万円(△20.7%)
  • 配当は年24円(中間12円・期末12円)の予想。前期は記念配当を含め年27.5円
  • 総資産は143,989百万円、純資産は59,324百万円、自己資本比率は32.5%

財政状態

総資産

143,989百万円

純資産

59,324百万円

自己資本比率

32.5%

次期業績予想

決算期営業収益営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2026年11月期 通期予想(据え置き)205,000百万円+1.2%5,700百万円+1.0%4,400百万円△8.7%2,100百万円△20.7%

注目ポイント

運賃などの料金を引き上げて増収を確保したものの、ドライバーや倉庫の人件費、運送コストの上昇がそれを上回り、主力の物流事業は減益となった。物流業界全体に共通する人手不足とコスト高の影響が表れている。

一方、施設工事やインドネシアなど海外を含む関連事業は2割以上の増益で、全体の落ち込みを和らげた。インドのColdrush社の株式取得も進めている。

通期予想は据え置いたが、純利益は前期比で2割減の見通しだ。料金の適正化をどこまで進め、コスト増を吸収できるかが焦点になる。

出典:株式会社キユーソー流通システム「2026年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年9月30日)」(2026年9月30日開示)

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