9561東証マーケティングDX(ネット広告運用・サイト解析SaaS「SiTest」)、テクノロジー(競馬予想AI「SPAIA」など)
2025年12月期 第3四半期 決算サマリー
サマリー
ネット広告運用やサイト解析ツールを手がけるグラッドキューブ(単体)の2025年12月期第3四半期累計(2025年1〜9月)は、マーケティングDX事業の伸びで売上高が前年同期比10.8%増の12億82百万円となった。販管費を減らし、営業損失は58百万円(前年同期は1億83百万円の損失)、四半期純損失は63百万円(同1億44百万円の損失)に縮小した。通期予想(営業損失47百万円)は据え置いた。
売上高
1,282百万円
+10.8%営業利益赤字
△58百万円
前年同期は183百万円の損失経常利益赤字
△62百万円
前年同期は188百万円の損失四半期純利益赤字
△63百万円
前年同期は144百万円の損失SPAIA会員数
150,437人
+10.4%自己資本比率
31.6%
前期末29.2%ハイライト
- 売上高は1,282百万円(前年同期比+10.8%)。売上原価が387百万円(前年同期218百万円)に増え、売上総利益率は69.8%(前年同期81.1%、当社試算)に低下したが、販管費を953百万円(△15.1%、当社試算)に減らし、営業損失は58百万円(前年同期は183百万円の損失)に縮小。四半期純損失は63百万円(1株当たり△7.58円)
- マーケティングDX事業は売上高1,097百万円(+12.9%)、セグメント利益378百万円(△9.1%)。ネット広告では既存顧客の継続発注や協業パートナー経由の受注を進め、業務提携先への人材派遣も広告案件の受注につながった。サイト解析SaaS「SiTest」ではAI診断機能(β版)の提供を始めた
- テクノロジー事業は売上高184百万円(0.0%)、セグメント損失246百万円(前年同期は394百万円の損失)。競馬予想AI「SPAIA競馬」などのSPAIA全体の会員数は150,437人(+10.4%)。IR・人事向けの「Ava Twin」の展開も進めた
- 財政状態は、総資産2,180百万円(前期末比△390百万円)、純資産688百万円、自己資本比率31.6%(前期末29.2%)。短期借入金の返済などで現金及び預金が423百万円減った
- 通期予想(2025年2月14日公表)は修正なし。売上高1,791百万円(+14.9%)、営業損失47百万円、経常損失61百万円、純損失62百万円。第3四半期累計の売上高進捗は71.6%(当社試算)。予想どおりなら第4四半期(10〜12月)は11百万円程度の営業黒字となる計算(当社試算)
- 配当は無配を予想
財政状態
総資産
2,180百万円
純資産
688百万円
自己資本比率
31.6%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年12月期 通期予想(修正なし) | 1,791百万円(進捗71.6%)+14.9% | △47百万円 | △61百万円 | △62百万円 |
注目ポイント
ネット広告の運用を主力とする同社は、第3四半期までに売上を1割伸ばし、営業赤字を前年の3分の1程度まで縮めた。広告事業で既存顧客や協業先からの受注が増えたことに加え、販管費を15%減らした効果が大きい。
一方で、競馬予想AIなどのテクノロジー事業は売上が横ばいで、赤字は縮小したもののまだ大きい。会員数は1割増えており、収益化のペースが課題となる。
通期は小幅な営業赤字の予想を据え置いた。予想どおりなら10〜12月期は小幅な営業黒字となる計算で(当社試算)、四半期単位での黒字化を達成できるかが注目点だ。