9793東証プライム産業廃棄物処理・リサイクル(工場廃液)、土壌汚染処理、鉛リサイクル、タンク洗浄
2027年2月期 中間期 決算サマリー顔マークの見方
サマリー
産業廃棄物処理大手のダイセキの2027年2月期中間期(2026年3〜8月)は、リサイクル燃料の原料となる工場廃液の獲得や、土壌汚染処理の大型案件が寄与し、売上高が前年同期比3.8%増の374億円、営業利益が12.0%増の83億円と、売上高・利益とも中間期として過去最高を更新した。親会社株主に帰属する中間純利益は23.1%増の58億円。通期予想(営業利益168億円、+15.1%)と年86円の配当予想は据え置いた。
売上高
37,492百万円
+3.8%営業利益
8,345百万円
+12.0%経常利益
8,657百万円
+13.4%親会社株主に帰属する中間純利益
5,805百万円
+23.1%自己資本比率
78.7%
前期末77.7%ハイライト
- 売上高は37,492百万円(前年同期比+3.8%)、営業利益は8,345百万円(+12.0%)、経常利益は8,657百万円(+13.4%)、親会社株主に帰属する中間純利益は5,805百万円(+23.1%)。売上高・利益とも中間期として過去最高
- 主力のダイセキ単体(工場廃液などの産業廃棄物処理)は、原材料費や販管費が上がったが、リサイクル燃料の原料となる廃液を積極的に獲得し、過去最高を更新した。売上高・利益は計画をやや下回った
- ダイセキ環境ソリューションの土壌汚染処理は、関東・中部の大型工場案件で計画を上回った
- ダイセキMCRの鉛リサイクルは、価格改定の効果で計画を上回った。システム機工のタンク洗浄は、一部案件が下期にずれ、計画を下回った
- 通期予想は据え置き。売上高74,200百万円(前期比+3.2%)、営業利益16,800百万円(+15.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益11,200百万円(+22.3%)
- 配当は中間43円を実施し、年86円(前期76円)の予想を据え置いた
- 総資産は109,332百万円、純資産は87,803百万円、自己資本比率は78.7%
財政状態
総資産
109,332百万円
純資産
87,803百万円
自己資本比率
78.7%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年2月期 通期予想(据え置き) | 74,200百万円+3.2% | 16,800百万円+15.1% | 17,000百万円+14.2% | 11,200百万円+22.3% |
注目ポイント
工場から出る廃液を処理し、燃料などに再生する事業が主力で、中間期は売上・利益とも過去最高を更新した。営業利益率は22%と高い水準にある。
子会社では、土壌汚染の処理が大型案件で伸び、鉛のリサイクルも値上げの効果が出た。一方、タンク洗浄は案件の時期がずれて計画に届かなかった。
中間期の営業利益は通期予想のほぼ半分(当社試算)で、計画に沿った進み具合だ。主力事業が計画をやや下回った点は、下期の注目点になる。