2354東証スタンダードビジネスソリューション(ERP・システム開発)、IoTソリューション(物流DX・スマートシティ等)
2027年2月期 中間期 決算サマリー顔マークの見方
サマリー
安川電機グループのIT企業、YE DIGITALの2027年2月期中間期(2026年3〜8月)は、物流DX事業で採算の良い案件の契約時期が想定より遅れたことや、大規模なERP案件の一巡で、売上高が前年同期比1.4%減の95億円、営業利益が11.7%減の5億68百万円となった。スマートシティ向けなどのIoTソリューション事業は21.5%の増収だった。売上が下期にずれ込む案件もあるとして、通期予想(営業利益22億円)と年30円の配当予想は据え置いた。
売上高
9,527百万円
△1.4%営業利益
568百万円
△11.7%経常利益
615百万円
△13.0%親会社株主に帰属する中間純利益
361百万円
△18.2%自己資本比率
54.6%
前期末52.8%ハイライト
- 売上高は9,527百万円(前年同期比△1.4%)、営業利益は568百万円(△11.7%)、経常利益は615百万円(△13.0%)、親会社株主に帰属する中間純利益は361百万円(△18.2%)
- 物流DX事業で、採算の良い案件の契約締結時期が当初想定より後ろ倒しになったことが響いた
- ビジネスソリューション事業は売上高7,302百万円(△6.8%)。ERPの大規模プロジェクトが一巡した一方、移動体通信事業者向けや自動車製造業向けのシステム開発は増えた
- IoTソリューション事業は売上高2,225百万円(+21.5%)。スマートシティ向けが大きく伸び、セキュリティ関連製品や畜産DXも増えた。物流DXは売上が下期にずれ込む案件もあり前年並み
- 新サービス「AQUA DataFusion」「COREVIO」の早期事業化と、生成AIの全社活用に取り組んでいる
- 通期予想は据え置き。売上高22,000百万円(前期比+8.6%)、営業利益2,200百万円(+35.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,600百万円(+24.8%)
- 配当は中間15円を実施し、年30円(前期20円)の予想を据え置いた
- 総資産は14,400百万円、純資産は8,445百万円、自己資本比率は54.6%
財政状態
総資産
14,400百万円
純資産
8,445百万円
自己資本比率
54.6%
次期業績予想
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
|---|---|---|---|---|
| 2027年2月期 通期予想(据え置き) | 22,000百万円+8.6% | 2,200百万円+35.1% | 2,300百万円+26.9% | 1,600百万円+24.8% |
注目ポイント
中間期は減収減益だった。大口のERP案件が一巡したことに加え、稼ぎ頭の物流DX事業で採算の良い案件の契約がずれ込んだ。一方、スマートシティ向けなどのIoT事業は2割伸びている。
会社は通期予想を据え置いた。営業利益は中間期の568百万円に対し通期で2,200百万円を見込んでおり、下期に約16億円(当社試算)を稼ぐ計画になる。
後ろ倒しになった物流DXの案件が下期に計画どおり売上に計上されるかが、予想達成の鍵を握る。