決算ノート
5076東証プライム建築・土木・舗装・機械・インフラ運営(総合インフラサービス)

2027年3月期 第1四半期 決算サマリー顔マークの見方

サマリー

前田建設工業などを傘下に持つインフロニア・ホールディングス(IFRS)の2027年3月期第1四半期(4〜6月)は、建築・土木事業が大きく伸び、売上高が前年同期比60.9%増の3,083億円、事業利益が103.1%増の147億円となった。金融収益995億円を計上し、親会社の所有者に帰属する四半期利益は840.4%増の761億円。7月1日に水ingを連結子会社化したことなどを踏まえ、通期予想と配当予想を修正し、年132円(前期120円)とした。10月2日には、新株発行と株式の売出しを決議した。

売上高

308,365百万円

+60.9%

事業利益

14,770百万円

+103.1%

営業利益

14,398百万円

+116.1%

税引前四半期利益

111,195百万円

+851.1%

親会社の所有者に帰属する四半期利益

71,556百万円

+803.2%

親会社所有者帰属持分比率

32.3%

前期末30.2%

ハイライト

  • 売上高は308,365百万円(前年同期比+60.9%)、事業利益は14,770百万円(+103.1%)、営業利益は14,398百万円(+116.1%)、税引前四半期利益は111,195百万円(+851.1%)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は71,556百万円(+803.2%)
  • 金融収益99,535百万円(前年同期6,510百万円)を計上し、税引前利益が大きく膨らんだ。内容は8月7日公表の「金融収益の計上並びに業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ」に記載
  • 建築事業は売上高1,374億円(+67.3%)、セグメント利益72億円(+138.9%)。土木事業は売上高850億円(+162.9%)、セグメント利益58億円(+242.7%)
  • 舗装事業は売上高682億円(+14.6%)、セグメント利益34億円(+35.8%)。インフラ運営事業はセグメント損失14億円(前年同期は5億円の損失)
  • 2026年7月1日に水ingを連結子会社化した。その業績寄与などを踏まえ通期予想を修正し、売上高1,445,000百万円(前期比+28.5%)、事業利益86,700百万円(+3.0%)、親会社の所有者に帰属する当期利益85,500百万円(+11.7%)とした
  • 配当予想を修正し、年132円(中間65円・期末67円)とした。前期は年120円
  • 10月2日、新株式発行と株式の売出しを取締役会で決議し、それに関連して第1四半期の四半期連結財務諸表の期中レビューが完了したと公表した。8月7日に発表した財務諸表に変更はない
  • 資産合計は2,041,113百万円、資本合計は687,252百万円、親会社所有者帰属持分比率は32.3%。営業キャッシュ・フローは554億円の収入

財政状態

資産合計

2,041,113百万円

資本合計

687,252百万円

親会社所有者帰属持分比率

32.3%

現金及び現金同等物

3,557億円

次期業績予想

決算期売上高事業利益営業利益親会社の所有者に帰属する当期利益
2027年3月期 通期予想(修正後)1,445,000百万円+28.5%86,700百万円+3.0%84,500百万円+11.5%85,500百万円+11.7%

注目ポイント

建築と土木の売上が大きく伸び、本業の利益を示す事業利益は2倍になった。最終利益が前年同期の9倍超に膨らんだのは、約1,000億円の金融収益という一時的な利益によるもので、本業の実力とは分けてみる必要がある。

7月には水処理大手の水ingを子会社にし、請負に頼らないインフラ運営の事業を広げようとしている。通期予想はこれを織り込んで修正した。

10月には新株の発行を決めており、1株あたりの価値が薄まる点には注意が要る。調達した資金をどう成長につなげるかが焦点になる。

出典:インフロニア・ホールディングス株式会社「2027年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)(2026年8月7日)、同(公認会計士等による期中レビューの完了)(10月2日)」(2026年8月7日開示)

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