決算ノート
6590東証プライム半導体・FPD製造装置(前工程・後工程)、真空応用装置、流通機器システム

2027年3月期 第1四半期 決算サマリー顔マークの見方

サマリー

半導体製造装置の芝浦メカトロニクスの2027年3月期第1四半期(4〜6月)は、生成AI向けの先端パッケージ装置で後工程が好調だった一方、前工程で顧客の投資計画の見直しにより売上の一部が第2四半期以降にずれ込み、売上高が前年同期比7.0%減の200億円、営業利益が29.9%減の28億円となった。受注高は190.5%増の519億円と大きく伸び、受注残高は803億円。売上のずれは一時的として、通期予想は据え置いた。

売上高

20,013百万円

△7.0%

営業利益

2,850百万円

△29.9%

経常利益

2,921百万円

△28.3%

親会社株主に帰属する四半期純利益

1,938百万円

△32.5%

受注高

51,975百万円

+190.5%

自己資本比率

56.0%

前期末55.1%

ハイライト

  • 売上高は20,013百万円(前年同期比△7.0%)、営業利益は2,850百万円(△29.9%)、経常利益は2,921百万円(△28.3%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,938百万円(△32.5%)。前工程の売上減少と、成長投資に伴う販管費の増加が響いた
  • 受注高は51,975百万円(+190.5%)で、6月末の受注残高は803億円。後工程では生成AI用GPU向けの先端パッケージ装置の受注が大きく増えた
  • ファインメカトロニクス部門(半導体・FPD前工程)は売上高8,679百万円(△25.8%)、セグメント損失115百万円(前年同期は1,688百万円の利益)。受注高は13,987百万円(+61.1%)
  • 前工程の減収は、顧客の投資計画の見直しや一部案件の納入時期の変更で売上が第2四半期以降にずれたため。会社は時期のずれによる一時的な影響で、通期見通しへの影響はないとしている
  • メカトロニクスシステム部門(後工程・真空応用)は売上高10,376百万円(+21.7%)、セグメント利益3,101百万円(+28.5%)、受注高37,098百万円(+366.5%)
  • 流通機器システム部門は主力の券売機が低調で、売上高500百万円(△39.7%)、セグメント損失43百万円
  • 通期予想は据え置き。売上高99,000百万円(前期比+12.4%)、営業利益16,000百万円(+4.8%)。配当は期末64円の予想(前期は株式分割後換算で期末60円)
  • 総資産は95,658百万円、純資産は53,606百万円、自己資本比率は56.0%

財政状態

総資産

95,658百万円

純資産

53,606百万円

自己資本比率

56.0%

受注残高

803億円

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益
2027年3月期 通期予想(据え置き)99,000百万円+12.4%16,000百万円+4.8%15,700百万円+5.4%11,900百万円+6.5%

注目ポイント

第1四半期は減収減益となったが、受注は前年同期の約3倍に膨らんだ。生成AI向けのGPUに使う先端パッケージ装置の引き合いが強く、後工程部門の受注は4.7倍に増えている。

減益の主因は前工程で、顧客の投資計画の見直しで売上の一部が第2四半期以降にずれた。会社はこれを一時的な時期のずれとみており、通期予想は変えていない。

6月末の受注残高は803億円と、通期売上高予想の8割強(当社試算)に達している。積み上がった受注を計画どおりに売上へ変えられるかが焦点になる。

出典:芝浦メカトロニクス株式会社「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)/2027年3月期 第1四半期決算説明(2026年8月6日)」(2026年8月6日開示)

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