決算ノート
7729東証プライム半導体製造装置(プローバ・ダイサー等)、計測機器

2027年3月期 第1四半期 決算サマリー顔マークの見方

サマリー

半導体の検査装置(プローバ)などを手がける東京精密の2027年3月期第1四半期(4〜6月)は、生成AIを含むHPCやHBM向けの需要で受注高が前年同期比83.3%増の658億円と大きく伸び、売上高は18.9%増の367億円、営業利益は29.2%増の59億円となった。受注済み案件の出荷計画などを見直し、通期予想を上方修正し、営業利益を400億円から440億円(前期比+30.4%)に引き上げた。配当予想も年304円(前期262円)とした。

売上高

36,716百万円

+18.9%

営業利益

5,920百万円

+29.2%

経常利益

6,430百万円

+44.1%

親会社株主に帰属する四半期純利益

4,667百万円

+44.5%

受注高

65,820百万円

+83.3%

自己資本比率

75.6%

前期末76.3%

ハイライト

  • 売上高は36,716百万円(前年同期比+18.9%)、営業利益は5,920百万円(+29.2%)、経常利益は6,430百万円(+44.1%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,667百万円(+44.5%)
  • 受注高は65,820百万円(+83.3%)。半導体製造装置部門の受注高は53,236百万円(+101.8%)とほぼ倍増した。HPCやHBM向けの測定用途、中国の検査需要でプローバの引き合いが非常に強かった
  • 半導体製造装置部門は売上高28,515百万円(+21.1%)、営業利益5,409百万円(+34.2%)。売上は第2四半期に偏る想定で、第1四半期の出荷はほぼ計画どおり
  • 計測機器部門は受注高12,583百万円(+32.1%)、売上高8,201百万円(+11.8%)、営業利益511百万円(△6.9%)。ハイブリッド車の生産投資やAIデータセンター、ロボット関連の需要が増えた
  • 通期予想を上方修正した。売上高は181,500百万円から189,000百万円(+4.1%)、営業利益は40,000百万円から44,000百万円(+10.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益は28,000百万円から30,800百万円(+10.0%)に。両部門とも売上高予想を引き上げた
  • 中間期予想も、売上高87,500百万円から88,500百万円、営業利益18,700百万円から19,100百万円に引き上げた
  • 配当予想を修正し、年304円(中間152円・期末152円)とした。前期は年262円
  • 総資産は251,531百万円、純資産は192,058百万円、自己資本比率は75.6%。契約負債が3,886百万円増えた

財政状態

総資産

251,531百万円

純資産

192,058百万円

自己資本比率

75.6%

次期業績予想

決算期売上高営業利益経常利益親会社株主に帰属する当期純利益親会社株主に帰属する中間純利益
2027年3月期 通期予想(修正後)189,000百万円+13.3%44,000百万円+30.4%44,000百万円+26.3%30,800百万円+24.5%—
2027年3月期 中間期予想(修正後)88,500百万円+14.8%19,100百万円+29.8%19,100百万円+27.5%—13,400百万円+39.4%

注目ポイント

第1四半期の最大の注目点は受注の伸びだ。半導体製造装置部門の受注はほぼ倍増し、売上高を大きく上回る水準を確保した。AI向けの高性能半導体の検査需要に加え、生産能力を増やす中国の需要も後押しした。

会社は通期の営業利益予想を1割引き上げた。売上は第2四半期に集中する計画で、第1四半期は計画どおりに進んでいるとしている。

配当予想は前期から42円増やした。積み上がった受注を計画どおりに出荷し、売上と利益に結びつけられるかが今後の焦点になる。

出典:株式会社東京精密「2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年8月4日)」(2026年8月4日開示)

この要約は原資料をもとに作成し、運営者が確認・編集したものです。内容の正確性を保証するものではなく、投資判断は必ず原資料をご確認のうえご自身の責任で行ってください。本サイトの内容は投資勧誘を目的としたものではありません。